🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2021-751 再鑑賞
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋“So long darling…”ラストの愛のこもったジーン・ティアニー演じるモーガンの台詞に安堵。。。これも劇場未公開ながらとても素晴らしいフィルムノワールです。

🖋ウィリアム・Ｌ・ステュアートの原作を名脚本家ベン・ヘクトが巧みに脚色した作品、とても素晴らしい脚本です。尋問中に誤って殺してしまった男の死体を隠蔽した刑事・マークが、殺した男の妻・モーガンと出会い恋に落ちていく姿を描いたフィルムノワール、主人公の刑事ディクソン（ダナ・アンドリュース）の自信の血の呪縛と犯した罪への贖罪の心情を見事に描いた作品です。

🖋脚本に加えてフィルム・ノワールらしい陰鬱な映像が秀逸です。陰影の効いた映像と素晴らしい脚本をもとに、クールな視点での演出が光るのはオットー・プレミンジャー監督ならでは。

🖋ディクソン演じる主演のダナ・アンドリュースの熱くも抑えた演技と、ディクソンの心を癒すことのできる唯一の美しい女性をジーン・ティアニーが見事に演じています。

😌Story:（参考: FILM NOIR）
ディクソンが目の敵にしている悪党スカリーシ(ゲアリー・メリル)の開く闇賭博場。その晩大勝ちしていたテキサスの富豪モリスンが刺殺され、一緒に賭博場へ来ていたケン・ペインに容疑がかかる。ペインがスカリーシに濡れ衣を着せられていることをすぐに悟ったディクソンは、裏を取ろうといち早くペインの部屋へ向かうが、泥酔状態のペインがディクソンに襲いかかり、格闘の末、ペインを死なせてしまう__。

🔸Database🔸
・邦題 :『歩道の終わる所』
・原題 :『WHERE SIDEWALK ENDS
』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 1950
・日本公開 : 劇場未公開
・上映時間 : 95分
・受賞 : ※※※
・監督 : オットー・プレミンジャー
・脚本 : ベン・ヘクト
・原作 : ウィリアム・Ｌ・スチュアート
・撮影 : ジョセフ・ラシェル
・音楽 : シリル・Ｊ・モックリッジ
・出演 : ダナ・アンドリュース、ジーン・ティアニー、ゲイリー・メリル、バート・フリード

🔸Overview （参考:Wikipedia）🔸
オットープレミンジャーが監督、製作した1950年のアメリカのフィルムノワールです。この映画の脚本はベン・ヘクトによって書かれ、ロバート・E・ケント、フランク・P・ローゼンバーグ、ヴィクトル・トライヴァスによって脚本が作られました。

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かっこよすぎるオープニングから
ラストまで一切無駄が無い👏

レストランのママが良い人で
出てくるとニヤニヤ🤤

アンドリュースは序盤から
ずっとかっこいいけど
手紙を書くシーンとラストは最高

暴力的な刑事マーク（ダナ・アンドリュース）は違法カジノでの刺殺事件を捜査中、誤って容疑者を死なせてしまい、保身のために隠蔽する。死んだ容疑者の別居中の妻モーガン（ジーン・ティアニー）に惹かれていくマークだったが、彼女の父親ケンに殺人の容疑がかけられ、マークの身代わりに逮捕されてしまう。

「ローラ殺人事件」「或る殺人」「バニー・レークは行方不明」のオットー・プレミンジャーによるクライムスリラー。
歩道に書かれたオープニングタイトルがオシャレで、プレミンジャーらしい見事な娯楽作だ。

刑事ながら暴力男のマーク・ディクソンが、真っ当な人間だけが歩ける歩道の端に立ち、ふとしたきっかけでそこから足を踏み外してしまう。
前半はヒッチコックを思わせる隠蔽工作に、観ている方はドキドキだ。
ただ、その後は謎解きではなく、人間は本当に変われるのか、赦しは得られるのかがドラマティックに描かれ、そこに甘いロマンスを絡めた構成になっていて、観ている側は飽きることがない。

更正するのか微妙に思えるマークの暴力っぷりだけど、「天国は待ってくれる」「街の野獣」のジーン・ティアニーの清らかさに救われる。
そういえば、ダナ・アンドリュースとジーン・ティアニーはやたらと共演が多いなー。

あと、出てくるギャングたちにイマイチ凄みがなく、刑事たちの方がよっぽど強面で怖い。笑