ジョニー・イーガーの作品情報・感想・評価

ジョニー・イーガー1941年製作の映画)

JOHNNY EAGER

製作国:

上映時間:107分

4.3

「ジョニー・イーガー」に投稿された感想・評価

tukino

tukinoの感想・評価

4.8
ハリウッド産フィルム・ノワールでありながらフレンチフィルム・ノワールにも近い情調漂う男の友情と情愛。メロドラマ的だがタクシー運転手と賭博場の冷徹なボスの異なる顔を持つ口八丁手八丁なジョニーと、非情で独善的なジョニーに斟酌を望み人間味を求め雄弁をふるジェフとの友情が兎に角良い塩梅で効いてる。前半配置した伏線・記号が中盤後半で頻繁に、時に騙しの技で回収し、計算高い会話の組立てにより円転滑脱な会話劇を作り出す。酒のくだり巧い。会話・空間移動の長回しや連続する扉と部屋移動の連鎖性が物語の円滑な進行・持続に成功している。後半シークエンスはフィルム・ノワールの美しさと男の不器用な愛の形が見事な構図と撮影により、香港ノワール的男臭さにさえ溢れた友情と愛の涙と銃撃戦に昇華する。因果応報な711の華麗な回収劇が素晴らしい。
超絶大傑作。
泣きましたよ!人間を利用する天才のギャング:ロバート・テイラーが愛情に目覚めるまでの話。
ラスト、夜の路上での銃撃戦の撮影は、フィルムノワールの正統的なイメージだった。夜の銃撃戦の何がイイって、あの銃口から噴き出る白い煙が闇に映えるところですね。

『あと印象に残ってるのが、普通に男が泣くところを撮っちゃうのね、ルロイさんは。これが、案外ないのよ、この時代の無頼漢を撮った映画ではさ。でもこの映画では、ヘフリンもテイラーも泣くからね。大胆だと思う。