シャルロット・ゲンズブールが美少年と挑むインモラルな愛の世界🧡両親の死をきっかけに、禁断の館の中で繰り広げられる姉と弟の愛と性を、美麗な映像で描いた問題作！！

美少年がオナニーで昇天、同時に親父が昇天(死ぬ)するのはサイコー😍雷雨の中を美少年が全裸で天を仰ぐショットも良い🧡両親が死に残された4人の子供たち。母の死体をセメントで埋める。ロンドン郊外の殺風景な景色。ひび割れたセメント。女装に目覚める弟。長男長女は近親相姦。歪んだ愛が素敵だし、しゃしゃり出るロリコンに『異常だ！』なんて言われたくない

• #80年代
• #イギリス
• #フランス
• #近親相姦
• #思春期
• #インモラル

ずいぶん前に観ました。
原作は読んでいません。

あらすじと最低な邦題のせいで誤解されそうですが、そこまでぶっ飛んではいません。
映像は美しく雰囲気に浸れます。
とはいえ、非日常的な話であり、好き嫌いは分かれそうですね。

シャルロットがお目当てだった私は、満足です。

部屋を整理していたら出てきたVHSソフトでの鑑賞。たぶん何十年ぶりで内容はほとんど忘れていた。

VHSなのでDVDや配信と比べると当然画質は良くないのだが、見ているうちに目が慣れてきて、徐々にそれほど気にならなくなった。

シャルロット・ゲーンズブールの出演作なのでフランス映画かと思ったら台詞も英語でイギリス映画だった。監督のアンドリュー・バーキンはジェーン・バーキンの兄で、シャルロットの叔父。

原題は「The Cement Garaden（セメント・ガーデン）」で、原作の小説があるらしい。映画の邦題は煽情的に姉弟のインモラルな関係に大きく振っているが、実際の作品としては、その題名ほどには、その関係（インセスト）を主軸に描いたようには思えず、どちらかと言えば僕は、両親を喪った４人兄弟のサッド・ストーリーと捉えたのだが、原作はどうだったのだろう。

とはいえもちろん、弟のリビドーを描いたシーンや、姉が弟を（無意識に？）煽るようなシーンも描かれはするので、その点をプロットの中核とする見方も可能ではあるのだろう。

ただ、弟が姉に対して性的な欲望を抱いていたのに対して、姉が弟との肉体的なつながりを求める気持ちを抱くようになった転換点が、僕は上手く読みとれなかった。物語の終盤で、４人の家族以外の「部外者」が現れるのだが、その人物との関係性の中での変容だったのだろうか。それとも、劇中の台詞で言われたように「（実は）ずっと前から」だったのだろうか（ひょっとすると原作小説ではそうしたことが書かれているのかもしれない）。

映画作品としては、題材のエキセントリックさと比べると、落ち着いたキャメラと堅実なカット割りで、わりと僕の好みのタイプだった。撮影時に20歳前後と思われるシャルロット・ゲーンズブールの、幼さの残る美しさも際立っていた（特に終盤以降、明らかに美しく変貌する）。

終盤の「部外者」の出現以降はサスペンス感も強くなり、また、最終盤の２シーン続けてのロングテークも、感情を昂らせてくれた。