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藁の楯のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

藁の楯(2013年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

幼女連続殺人犯が逮捕される。護送の任務を請け負ったSPの主人公たちだが、被害者の遺族の老人が「犯人を殺害したら10億円の懸賞金を支払う」と公表したことで、日本中の金目当ての一般市民から命を狙われるお話。

まず、いくら10億貰えるからといっても、こんなに多くの人間が犯人狙われないだろうという疑問が。自分を犯罪者になるわけだし。一応お金に困っていてやむなくという理由付けされてたけど、違和感は拭えなかった。日本では不可能なカーアクションを撮るために韓国ロケを決行したというだけあって、逃走劇の迫力は及第点。主人公が任務と倫理観の狭間で揺れ動く心理描写を真に迫っていた。犯人役の藤原竜也のクズっぷりが相変わらずすごい。後半、松嶋菜々子演じる敏腕SPが割と隙だらけで藤原竜也を放置してしまい、ホントに敏腕?とツッコミ入れてしまった。

原作はあのビーバップハイスクールの作者の小説デビュー作だそうで、こちらは評判いいようだ。
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