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『百年の時計』に投稿された感想・評価

【過去に観た映画】(2013.8.3)

映画というのは、その虚構の世界に入り込めることが
楽しみの一つなのだが、地元の香川が舞台ということで、
リアルな風景や見知った顔が出て来ることで、その虚構がゆるむのではないかと思ったが、ひとつの物語として、入り込むことができた。

アートとは何か? 時間とは何か?
そして、人生において本当に大切な時間とは何かを
考えさせられた。

芸術家が、故郷 高松で回顧展を開くということで、
帰郷するが、創作意欲を無くしていた。
そして、初めての自分の企画であるこの回顧展を任された
若き学芸員は老芸術家と関っていく。

懐中時計(鉄道時計)をモチーフにして、琴電の車内を通して、時間が移り変わっていくという大胆な構成は、ちょっと不思議な世界を作り出してくれた。

百年という時の中。
時代の流れと共に、登場人物の過去が蘇り、
観る者もそれを追随する。

戦争、バブルの崩壊、大震災と大きな波のうねりに
人々は翻弄され、運命を狂わされる。
そして、その波に抗うことのできない自分を無力と
嘆くのか、自分のできることをやるのか。

一本の軸になっている老芸術家の愛がせつなく、涙するが、心あたたまるラストになっている。

シナリオには「終点の駅」と書かれている場所。

この演出が、香川県人にとっては、違和感があり、
観た人の感想は賛否両論あるが、私はおもしろかったと思う。

「ことでん」の魅力もたっぷり伝えつつ、現在と過去が交錯する変わった構成でありながら、誰が観てもわかるようになっているのが上手いと思った。

それぞれが それぞれへの過去へも旅でき、
関わった人たちと思い出の中で逢えることだろう。


最終上映ということで、上映後に観客全員に缶ビールや
お茶がふるまわれた。
金丸プロデューサーが「ここでみなさんで打ち上げ」と
挨拶され、観客全員で乾杯した。
とても粋なはからいであった。

東京では「ぴあ」満足度ランキング1位を獲得したそう。

「シナリオ」誌(2013.6月号)にはシナリオが掲載。

とてもいい台詞がたくさんあったので、シナリオを読み返して見る。

監督の金子修介×脚本の港岳彦の対談
「~四国・香川の地域発信映画~」も掲載。

港氏は「百年の時計」と「私の奴隷になりなさい」と
「ナイトピープル」(逢坂剛原作)が同時進行だったと
語っている。
3.0
懐中時計に秘めた物語…時代を越え様々な想いの記憶が紐解かれる。物語や展開は良いのに映像には惹かれるものがなかった。アートが題材になってるのに残念。見ていてムズムズしてくる台詞や演技とかも…。自分には合わなかった。
ryusan
3.5
人生はまわりの人の支えが有ればやり直せる。良い映画でした。
勇者ヨシヒコのムラサキが真面目に演技してるのも良し。

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