このレビューはネタバレを含みます
零戦の開発者として知られる堀越二郎の半生を描いた作品。パイロットを夢見るも近視のため諦めざるを得なかった青年は飛行機の設計士を目指し、上京するのだが…という話。
当時、宮崎駿の辞める辞めるサギに引っかかって鑑賞した作品(^^)
とても几帳面な作りの良い映画。ひとつのことを突き詰める人間はやはり格好良い。戦争の道具としての側面はあるものの、零戦をはじめとした兵器の開発者の苦難の道を追ったプロジェクトX的な楽しみ方もできる。
宮崎駿の飛行機愛が溢れていて、飛行シーンや夢のシーンなどの美しさには惚れ惚れする。難病を患った女性との悲恋のストーリーの要素もあり、女性ウケも良さそう。
日本が戦争に負けることが分かっているから終盤はせつなかった。
日本禁煙学会が騒いでいたが、時代性もあるし、そりゃキャラクターが喫煙者ならタバコ吸うシーンも多くなるわな。