たにたに

世界にひとつのプレイブックのたにたにのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

まず、ごめんなさい。ゆっくり映画を観たい人には合いません。
正直、ずっとうるさい!!と思いました。
精神的な病を抱えてる役ですので、大声なのはわかりますが。

さて、

躁鬱状態のパッド。
原因は妻の浮気であった。

家に帰ると、結婚式で流していた曲が流されており、
見慣れない男物のズボンが脱ぎ捨てられ、妻の下着が風呂場までつながっていた。
その男は、パッドと同じ学校の教師。

これがまたかなりのおじさん。
ブラッドリークーパーの顔を持ってしても、このおじさんと浮気されるとは。
鬱になるのに同情したくなるほど、妻の性癖は異常なようだ。わざわざ結婚式の曲を流すとは。。
その現場に出会したパッド、そのおやじを殴りに殴って刑務所行き。精神病院へ通う。

退院してもなお、パッドの妻への愛は変わらないが、母親や父親は危険としてそれを拒否。
普通、苦しむべきなのは浮気した本人のはずだろう。。

なんとか妻への再会を試みるなかで、近所のティファニーという女性と出会う。
この役でジェニファーローレンスはアカデミー賞主演女優賞を獲りました。
彼女も同じく結婚しており、夫に先立たれてしまっており、精神的に病んでいました。社内中の男、いや、同性とも性交をするという、かなりの異常ぶりです。そんな人間は確かにクビですね。

彼女は境遇が似ているパッドに興味津々。
パッドは妻に未練ありながらも、ティファニーのセクシーさに惑わされます。
パッドはティファニーに妻への手紙を渡すことをお願いしますが、ティファニーは一緒にダンスコンテストに参加することを条件とします。

個人的にただただ、うるさい映画でしたが、ここから作品の興味が湧いてきました。

でもなんだか尻すぼみ感。。
一生懸命さは愛おしいのですが、
ダンスが特別上手いわけでもなく、そのコンテストも親父の賭け事に使われ、
気持ちのいい終わり方をしない作品だなと思いました。

パッドとティファニーが結ばれて終わりですが、この二人は続かない、そんな余韻がわたしには残りました。
パッドが妻を吹っ切れたとも思いません。
ティファニーは約束を破って、パッドへ偽造の手紙を書いています。その手紙もパソコンで打っているという、おかしさ。
この2人がいっときの感情に身を任せている気がしてなりません。

モヤッとする作品でした。
たにたに

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