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吸血怪獣 チュパカブラのSameのレビュー・感想・評価

吸血怪獣 チュパカブラ(2011年製作の映画)
2.8
グログロのグッチョグチョ、不潔系B級モンスター映画!
南米のUMAとしてみんなご存知なチュパカブラ。現地ブラジルで映画化されたのだからこれがいわば本場のチュパカブラなんですよ笑
監督は何を撮っても不潔系、ロドリゴ・アラガオ。
予算は少ないんだけど、ゴアシーンにかける愛がほとばしっています!!

映画は中盤までチュパカブラが出てこず焦らしに焦らしまくってくれます。まあ、前半の展開もチュパさんのせいなのでチュパカブラ映画としてはギリギリセーフ。

【あらすじ】
ブラジルの奥地アマゾンのジャングルの中、警察なんていない無法地帯が舞台。二つの家族が土地をめぐって争っています。
銃器や刃物を使った抗争は血で血を洗う暴力的なもので、あまりの凄惨さに休戦協定が結ばれていたのでした。
主人公はこの片方の家族の息子の1人ドゥグラス。身重の妻を連れて帰省していました。帰ってみたら家畜のヤギを殺された父親がチュパカブラの仕業だ!と憤っていました。
殺されたヤギを父親は埋めたのですが、ドゥグラスの兄弟達はこっそり掘り起こし、ドゥグラスも連れて村の酒場に売りにいきます。
明らかに腐ってドロドロの肉を新鮮だ!と強引に売りつけ笑、その金で酒盛りをしていると対抗している家族、カルバーリョの息子達も酒場にやってきました。睨み合いつつも料理されたヤギ肉を食べながら酒を飲む両家族。
ヤギ肉腐ってたし、チュパさんのチュパ菌のせいか、カルバーリョ家族達がビュービュー緑色のゲロを噴出!
それぞれがゲロを吐くシーンを長々と見せてくれます、そんなんいらん!
店主があいつらが腐った肉を売った!と言ったせいで両家族がもう辛抱ならんとバトル再発!

まぁーこのバトルシーンが長い、というか家族同士のバトルにちょっとチュパさんがお邪魔してくるって映画なんですよこれ。
だから、きっと半径50メートル程度のロケ地でずーっとチープな火薬がパーンと出る銃で延々人間同士が戦ってるんですよ。
これがそこそこゴアシーンがあって悪くないんです。なんか不潔なんだけど笑
南米の奥地だからリアリティ感じましたよ。
実際の南米のニュース見ててもなんか復讐するときはとことん残酷にやっていいみたいな感じがあって怖いわー。

途中から唐突にチュパカブラが登場します。
これがショッカーの怪人レベルの造形なんですよねー、なんというか河童顔?「南米の怪奇!河童男」って感じ笑
あ、アマゾンだから河童獣人か。

家族同士の喧嘩を邪魔してくるチュパカブラ!
あんまり邪魔してくるので両家族の生き残りが共闘しだすのは熱い展開でしたね!

あ、そういえば途中の食人皮剥け男はなんだったんだよ笑
あんなん出てくる意味あったのだろうか。若い人間を食って、黒魔術?で若さを取り込み、脱皮して若返っていくという怪人登場で世界観が訳わからなくなるんだけど笑

血の表現がなんか汚らしくて過剰でステキな映画でした!最後の謎の回想シーンも変で良かったよ!
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