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夜をひらく 女の市場
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『夜をひらく 女の市場』に投稿された感想・評価

2.5
小林旭さんの主演作を観たいが仁侠(ヤクザ)物が(私自身)このみではないので何かないか探していたら、
風変わりな作品を発見。
(小林旭さんが日活からダイニチ・東映へ移行する、日活低迷期の作品。)

なんだか、もうこの頃から日活は日活ロマンポルノ路線を考えていたのかもしれないと見える内容。
ヌードや女性のワキ毛、レズシーンあり。
女衒モノなので、ホステスをたぶらかす男が小林旭さんという設定。
派手なアクションシーンはなく、小林旭さんの歌唱シーンはあるがさほど盛り上がらず。
日活映画(小林旭さん)の衰退を見ているような映画だった。
山本陽子さんが際立つ美しさを魅せるが、
一瞬のような感覚。
もったいない扱い。
この時期になると、一般の日活映画にもロマンポルノの足音が聞こえるというか、OPなどロマンポルノと言われても違和感がない。
『女の警察シリーズ』では悪どい引き抜きから女を守っていた小林旭だが、流れを汲むはずの本作では一転して引き抜く側に。
そういう意味では東映の『夜の青春シリーズ』に近いが、脚本が成沢昌茂なのか。

さすがに主人公に酷いことはさせられないためか、女衒としての悪行は専ら川地民夫が担当。
目をつけた女の部屋に上がり込むやいなや、連続殴打で気絶させ強姦。
犯した女の足をライターで炙って楽しむなど鬼畜行為を働く。
映画斜陽期に生まれた「日活ニューアクション」や「東映集団時代劇」といった殺伐世界では、一番の鬼畜が味方側にいたりするので何をするか読めない意外性がある。
ジョージワシントンのコインネックレス、ネオンの草原、夜の開拓者。いつもと雰囲気違うのは成澤脚本だからか。アキラには妻・山本陽子がいてカタギを装って幸せなアパートでの夫婦生活のパートが所帯じみていて微笑ましい。その裏では松井康子ママを残虐に暴行したり、逆に男たちにカタワにされるほどの暴力受けるのは川地民夫が一手に担当。イイヤツそうなのに裏の顔が怖い民夫。山本陽子が路地で車に跳ねられる場面もけっこう激しくてビックリしたすぐあとにすかさず映り込む赤まむしドリンクの看板。北海道のお婆ちゃんは浦辺粂子。民夫が沢和美さんの寝ているベッドにもぐりこむ濡れ場や沢さんと長谷川照子のレズシーンなんかのロマンポルノぽさ。ライブの間奏でアキラを慰める青江美奈、登場からなんかムカつく藤田憲子。加藤嘉との血の絆と別れ、ラストに出てくる妹だれと思ったら中山千夏…色っぽい娘さんになって〜って親戚気分でみていたらアップで喋る様子は千夏のまんまで安心しました。佐藤允彦の音楽もよかったなー。

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