2013年の自主映画的な枠にこんな作品があったとは思わなかった。これは埼玉版ドッグマンと言って良いのではないか。どうしようもない男と彼に言われるがままの男。この2人ののび太とジャイアン的なロードムービーに見えて、このジャイアンが全く勝てない存在が出てきてしまうこともドッグマンを彷彿とさせる。
はっきりメタになってしまう後半は悪手だったとは思うが、この関係性を膨らませていければもっと花開いたはずだ

• #PFF

成り行き任せでどこに進むのかわからないロードムービー的な面白さはあるけれど、逆を言えばその面白さしかなかった。
出てくる人物はことごとく共感できないし、魅力もほとんど感じない。
物語としても、惹きつける要素がほとんどない。

妙な魅力だけはあるので、ついついずっと観てしまったが、観終わった後の満足感はほぼないに等しい。
途中で唐突に入ってくるメタフィクション的な展開も、正直、意味がわからなかった。
なんでこれを撮ったのかなあとも思うし、でもこれを撮りたかったんだろうなあとも思う。

すごく変な映画だとは思った。

PFF入選作品は、ことごとく合わ
ない。どんな映画でも、楽しめる体質なのに。

ドライブを巡って不条理なドラマを展開したい感じは伝わってきたが、そこまででした。

この監督さんが数年後に、一応メジャー作品を撮ってるのは超夢がある。皆監督行けますぜ！