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サード・パーソンのminorufukuのレビュー・感想・評価

サード・パーソン(2013年製作の映画)
4.0
映画「クラッシュ」等で群像劇には定評のあるポール ハギス監督脚本作品。

凄まじく練られた脚本。鑑賞後の騙された感が半端ない。
三つの都市、三組の男女のストーリーが並行して進む構成だが、序盤は彼らの素姓が詳しく明かされないまま話が先にいくので困惑する。でも、徐々に引き込まれていった。
クラッシュと比べて、場面転換の境界がはっきりせず、分かりやすい説明も無いので、とっつき難いかもしれないが、この謎めいた雰囲気には合ってるやり方だと思う。
何書いてもネタバレになりそうで怖いが、オチを知ったあとであれこれ考察したりするのも楽しめる作品。イタリアの話がサスペンス仕立てで一番ドキドキした。エイドリアン ブロディという役者さんはキング オブ いい人な顔^_^
リーアム ニーソンが小説家? ミスキャストでないの?と思ってたが、あの捨て犬のような顔が主人公の境遇とぴったりハマってた。
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