ぐりんでる

仁義なき戦い 代理戦争のぐりんでるのレビュー・感想・評価

仁義なき戦い 代理戦争(1973年製作の映画)
4.0
仁義なき戦いその三
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組みの長である男たちの情けない覚悟、半端な振る舞いが新たな抗争を生み出し、振り回される次世代を担う者たち。

そしていつだって犠牲になるのは末端の若者である。
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一言で済ませると無能な上司を持つと苦労する。

シリーズきってのたぬきじじい山守の親分その腰巾着の槙原、そして抗争相手となる打本、その腰巾着の早川の小物っぷりが炸裂しまくる。もはや笑える域に達している

極道映画をみているとは思えない腑抜けっぷり。まぁある意味これこそが仁義なき戦いの真髄とも言えるし、
前も書いたが、仁義ない奴の方が多いこの世界は。

これまで、仁義なき戦いから日常のあらゆる局面で使えそうなセリフを学んできた
今回は上記の通り、もう使えない上司に振り回され、うんざするしかない物語。
まずはこんなことを抜け抜けと言う奴にはついていくな。という教訓の記録。


一、「たこう売れるもんなら、たこう売るのが当たり前じゃろうが!」🙄
業界の掟を破り筋の通らないビジネスを組み立てようとしている上司に対して、苦言を呈すると開き直りやがる。どうしようもない。
…しかし、「たこう売る」って「高う売る」って意味なのね。
タコを売るのかと思っちゃった…🐙

二、「今まで若衆えっと連れたが、若衆から意見されたは初めてよ。わしもええ若衆持ったもんじゃの」🙄
一に近い。アホの上司の浅はかな計画について、部下からの見直しの提案も嫌味たっぷりの皮肉で聞く耳持たず…挙げ句泣き落とし…
もういいな。こんな風通しの悪い奴の耳は右から左に通りが良くなるように風穴開けて差し上げればいい。もちろん本当に開けにいったらダメだよ。

三、「お父ちゃんはお前の好きな金の玉二つ持ってる」🙄
部下のことは散々いびった後、お店のおねいさんに鼻の下伸ばしながらくだらない下ネタ。失せろ。
(しょーもなさすぎてちょっと笑った)


こんなこと言う奴らが上にふんぞり返っていたのなら、何も我慢して身も心もすり減らすことはない…

一、「今まで色々と世話になったですが、今日限りで他人になってもらいますけ」👹
と言って、盃を叩きつけて返納してくれちゃれい!
丁寧に言い換えると辞表を提出しましょう。

しかしそれで、上司が身から出た錆にも関わらず開き直って八つ当たりのごとくいつか潰してやると、脅してきたらブチギレ気味でこれを言えばいい。

二、「取るんなら今ここで取りなや!おお!能書きはいらんよ!来いゆうたらいつでも来いや、まっとうでぇ!」👹

しょんべん漏らさす勢いでドスを利かせてやればいいです。

三、「わしらばっかりが火の粉浴びることないじゃない。山守にも火傷さしちゃれや」👹
同じような境遇の同志を見つけたら相談してみる。

あらゆるハラスメントに反撃の時!!
 

🥇「おめっとうさん、綺麗じゃのう」🥇
今回一番いいなと思うのはこれ。
どうしようもない状況でも通り過ぎ様、新年の挨拶をするレディをさりげなく褒める。さりげなさすぎて素晴らしい。


感想:代理戦争にならないように、仁義あれよ!!!