僕はもう三分の一死んだ。あとは残りの三分の二をいかに死ぬかにかかっている。 渋谷の街で暮らす、19歳の青年の肖像。大学はとっくに中退した。 夢や希望もない。青年の日課といえば、ポラロイドカメラで自身のPORTRAITを撮ること。昼夜は逆転し、夜な夜な街をうろつく。 そのとき、様々な人々がいる社交界に遭遇する。そこで、ある魅力的な女性に出会い、青年は少しずつ変化していく… 青年は、必死に抵抗しようとするが、もがけばもがくほど、どこにも行くことができない。大人の世界を嫌い、子どもの世界に飽き飽きした。
視覚がなく、光すら感じたことのない全盲の加藤秀幸は、ある日映画を作ることを決める。加藤は、映画製作におけるさまざまな過程を通して、顔や色の実体、2Dで表現することなど、視覚から見た世界を知…
>>続きを読むいまこの人が死んだら、私は悲しい・・・か?売れない芸人レイジと会社員ナナセは倦怠期のカップル。ナナセは新しく会社に入ってきたシュンと、自分の気持ちを試すように距離を縮めていく。ある日、ナナ…
>>続きを読む昭和75年。作業用レイバーが次々と破壊されるという不可解な事件が起きていた。 所轄の城南署である刑事の秦と久住も捜査にあたっていたが、その捜査中に秦は色白の女性、冴子と出会う。 そんな中、…
>>続きを読む水没した都市の中で、たまごを抱き続ける少女。彼女は、それが天使のたまごであると信じていた。奇怪な戦車から降り立った、巨大な銃を抱えた少年。彼は、夢で見た“鳥”を探していた。廃墟のような街で…
>>続きを読む©Hiroyuki Ishihara