パルムの樹の作品情報・感想・評価

パルムの樹2002年製作の映画)

A TREE OF PALME

製作国:

上映時間:136分

ジャンル:

3.9

「パルムの樹」に投稿された感想・評価

植物学者により製作された木製自律人形が、世界の創造と維持を司っている神木を復活させるための旅に出る。人形の視点を通して、人間の本質と精神論を説いている、ファンタジー・アニメーション。

自我が未発達の幼い少年の姿となっている人形が、様々な人間関係に依存するに連れて、少しずつ自我を形成させていく。そして、世に蔓延んでいる不条理性までも、無意識のうちに受け容れるようになってしまう。

華麗極まるアニメーションとアートワークが全編に渡って咲き乱れている。「アニメーションにしかできないこと」を一所懸命に表現しているところに、純粋に感動することができる。

観念的な内容のため、とっつきにくい部類の作品だが、「精神はどこから生まれるのか?」「魂はどこにあるのか?」という普遍的命題には、心を揺り動かされる。主人公をロビタに代えると、手塚治虫「火の鳥」の一遍のようになるのも面白い。
ファンタスティック・チルドレン他の
なかむらたかしさん監督アニメ映画
ストーリーは、童話のピノキオが元になってるぽい
映像やら幻想的な雰囲気がとにかくすごい
各キャラクターの精神的な部分が重いので気軽には、見れないけど
幻想的な雰囲気は一見の価値あり
mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.6
なかむらたかしの集大成的だった大作。しかしヒットしなかったなぁ。この為にパルムスタジオも立ち上げたし並々ならぬ決意で作ったのだろうが…

その想いは映画からもヒシと伝わる。
かなりダークファンタジーなピノキオの物語。
科学者作られた木の人形“パルム”。地底の女戦死から受け取った“トートの卵”を内蔵し旅をする。
途中の街で少女ポポ出会い、人間になる為に地下世界に向かう。

先ず世界観が相当難解ですな。ビジュアルはメビウス(ジャンジロー)っぽい。不思議な植物が蠢く癖のある背景美術。
物語内の用語が多く把握し辛いのは致し方ないな。

そして、ぶっちゃけ陰気!!!暗い!!!ダークファンタジーだから当たり前なんだけど、それにしてもスッキリしない。
ポポは母親から虐待され自閉気味だったが、パルムに救い出される。
そんなパルムは人間への執着から周りが見えなくなり、キカン坊になっちゃう。

重厚なドラマは良いんだけどさ、内容的にちょっと気持ちが重くなる。
一番ショッキングなシーン。パルムが興味本位で刀を使って動物を殺しちゃうシーン。あのシーンの重要さは分かるんだけど、それでもやっちゃダメだった気がするぅ。

物語も良いし映像も素敵。心理描写は絶妙。子供の無邪気さと残酷さをこれでもかと表現してる。でももう少しマイルドさも必要だったのでは???
中盤から面白くなってくるのに、旅の途中から気持ちが一気にダウンさせられる。あれじゃ物語として救われないよ。
この後に作ったテレビシリーズのファンタジックチルドレンも陰鬱さが全面に出た作品だった気がする。
HK

HKの感想・評価

3.9
なかむらたかしによる長編アニメ映画

この人は「風の谷のナウシカ」における空中戦の原画を書いていた人らしい。そのため世界観も、ナウシカの世界観のようであった。

しかし、話はダークファンタジー版ピノキオとでもいうような話。少女シアンの為に作られた人形であり主人公のパルムは、作ってくれたおじいちゃんが地底の世界タマスに行って巨大なクルップの樹であるソーマに「トートの卵」を持っていけば人間になれるというお告げを受け旅に出るという話。

主人公パルムの動き一つ一つがわかっちゃいるけどグロテスクで気持ち悪い。全体的に暗い雰囲気も割と好き。

また、他にもグロテスクなシーンはあり、パルムが誤って小鹿を殺してしまうところなどは、本当に虚無感に陥るほどである。ここまで視覚的にも精神的にも来る描写はあまりないであろう。

しかし、それを耐えれば感動のラストが見えてくる。陰鬱とした世界観が好きな自分にとっては好きな映画であった。
yui

yuiの感想・評価

3.0
グロテスクでホラーともとれるようなシーンもあり、半分くらい観るまでこの世界を理解できなかったけど、それから一人一人の抱える闇に少しずつ光が差していくかんじがよかった。

歌が頭から離れません。
あず

あずの感想・評価

3.8
とにかく映像が綺麗!
全体的に薄気味悪く、気持ちが悪いシーンも多々あり。ナウシカやAKIRAのような
青二歳

青二歳の感想・評価

4.0
なかむらたかしの“ピノキオ”。2時間越えの大作。世界観の描き込みが半端なく圧巻で、それだけでも見て損のない作品。すごい。
人形など無機物のものの独特なフォルム、“植物”の有機的な曲線、すべてが不思議な調和を見せ、世界観が壊れない。

ただ評価は分かれそう…世界観を理解するまで時間がかかるし、主人公たちの冒険の目的がわかりにくいというか…主人公の人間になりたいという強い思いが突き抜けていて、中々共感しにくい。
だがキャラクターの動機や感情表現について、分かりやすい共感を用意してくれないというのが、この映画の魅力でもある。
LUKE

LUKEの感想・評価

5.0
いろいろなアニメの要素をミックスしたような感じの作品だった。パルムの人間になりたいと言う気持ちは『ピノキオ』、巨大化するパルムは『AKIRA』、世界観はジブリとりんたろう版『メトロポリス』あくまで個人的な考えである。
キャラ画、風景ととても綺麗で世界観がよく描かれている。もっと評価されるべき作品だと思う。パルムの感情の豊かさと、亡きシアンへの思い。またポポへの思いがすごく伝わってくる。間違ってシカの赤ちゃんを殺してしまい初めは慌てるが最終的には悲しいと言う感情がない為ポポに強く当たるシーンが印象的。その時の『人形だから』と言うセリフはじわりと来る。
シャタ役を演じた坂口大助の演技がとても良い。個人的には坂口大助はボケ役のイメージが強いのだが、かっこいいリーダー的存在の役も似合っているなと感じた。でもやっぱりボケ役の方が好き。
アニメなのにアニメを観たという感覚じゃない。とにかくよかった。
ユイ

ユイの感想・評価

3.8
小学生のときに観て以来ずっと忘れられなかった映画。タイトルを思い出せなくてずっと探してた。
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