チルドレン・オブ・ザ・コーンの三作目はとうもろこし畑が田舎から都会のシカゴに進出。
とある夫婦の元に養子としてやってきた兄弟の弟が何か気持ち悪い…っていう話です。
ベースは基本的に今までと変わりなく、教祖的な存在の子供が少年少女を操り大人達を血祭りにあげるというもの。
ただ今作は洗脳される子供達が少々成長し過ぎておりカルト的な魅力が薄れている気がするのは残念。
あと終盤ではそんな子供達すら遠慮なくターゲットとなり襲われてしまうのは軸がブレブレと言われても致し方ない。
途中まではオカルト的な不気味さ醸し出していたストーリー展開が次第に崩れ始め、終いにはモンスターパニックのようなやかましさへと変貌。
スクリーミング・マッド・ジョージの手掛けるSFXは観ている分には十分楽しいのだけど、これがチルドレン・オブ・ザ・コーンなのか?と言われればもはや別物でしょう。
プレデターの如く脊髄が引き抜かれる描写には思わず「わぁー、長ーい」と歓喜してしまったけれども、やはりこれがチルドレン・オブ・ザ・コーンなのか?と言われると…。
とりあえずもうスティーブン・キングの名前を使うのはやめてやれよと思う。