パリの教会で聖歌隊指揮者の死体が発見され、刑事を退職したカスダンは勝手にこの事件の捜査を開始した。一方、孤児を誘拐し人身売買する組織を追っていたインターポールの捜査官フランクも捜査中、この事件の被害者にたどり着き、カスダンはフランクとコンビを組んで捜査を進めることになった。

主人公の二人の個性が強すぎる。カスダンは40年刑事勤めて定年退職したのに勝手に捜査するし、退職しているのに「警察だ」って言って関係者に聴取するし、捕まらないのかと思いました。フランクは現役のインターポールの捜査官なんだけど、ミスした相棒を殴る蹴るで病院送りにして停職になるという精神的におかしい人。そんな二人なんだけど、ストーリー上、捜査は普通に進むし、二人は事件の核心に迫るし、でうまくいってしまう。だから面白いんだけれど、これで良いのかと少し思いました。
今回の事件のカギとなっているのが「子供」なんだけど、そんなことが可能なのかという手法で、人を殺めていて結構、衝撃的でした。
特に派手なアクションや銃撃戦などは無いけれど、それなりに緩急がついていて最後まですんなり観ることができました。
まあまあ面白かったと思います。

仏らしい異色クライムサスペンス、ただバイオレンス部分が無用の長物なのと、殺害方法の現実味の無さが際立ってしまい中〜終盤でゲンナリ。

アスト&ラファ製作陣の人で、影響を受けたであろうシーンがいくつか出てくる。

『クリムゾン・リバー』の原作者のベストセラー小説を映画化した作品と言う事で、そこそこ面白かったですが、やはり『〜リバー』と比べると見劣りするかな(^_^;)緊迫感とかミステリアスな感じとかが足りて無いし(•_•)
でも、退屈する様な作品では無かったです(^_^)