警視ヴィスコンティ 黒の失踪の作品情報・感想・評価

「警視ヴィスコンティ 黒の失踪」に投稿された感想・評価

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hの感想・評価

3.0
何だ、この90年代後半に若手人気役者だった人の同窓会は。あと、プポーくんとロマーヌ・ボーランジェが揃えば、もうね。
主人公の刑事のオッさん、酒浸りなのはミステリーとかにあるあるだけど、息子を失って悲しみに暮れてる母親を犯す(SEXする)ってどういうことぉ?!ってなりました。
ミステリーとしては、難関でラストのラストまで真実が分からないのも良かった。
なんか、色々と勿体ないような作品
"ある少年が忽然と姿を消した。フランス警察はこの事件を、警視ヴィスコンティに担当させた。ヴィスコンティは最近個人的問題を抱えていて酒浸りであったが、この事件が、家出では無く失踪事件の可能性が高いと判断する。そこへ、少年の教師だという男が現れる。その男は警察の捜査に ことごとく付きまとい、ヴィスコンティは その男への疑惑を深めて行くが……"
と言う、刑事ドラマですよ☺️

まず、酒浸りの警視ヴィスコンティのキャラクターが少々度を越しているので、あまり好きになれず😅
まあ、でも、話が進むにつれて、彼なりの正義感も少し見えて来るので「根は、そんなに悪くない人なのかも」とは、思えました😅
最終的に、ちょっと重い話になってしまうので、色々と考えさせられたりもしますが、なかなか良い刑事ドラマでしたよ☺️

このレビューはネタバレを含みます

ヴァンサン・カッセルがめっちゃ汚い。髪はベトベト・ひげボーボー、お風呂はおろかシャワーも浴びてない感じの上に、アル中で肉欲ギトギト。終わってみれば、彼の推理は尽く外れていて、息子との関係も壊れたまま。ラストのどんでん返し(?)が更に追い打ちかけるけど、もうええわ、今更なんやねん…と思わずに居られなかった。人間の業の深さとか、哀しさとか、やり切れなさとかは全く感じられず、とにかく不潔。犯人が知りたかったから最後まで見たけれど…。あーあ。
観ました。

ヒゲもじゃとヒゲもじゃの探り合い。
そしたら、新たなヒゲもじゃが出てきた。
行方不明の少年を巡って繰り出される操作網は巧妙なミスリードのお陰でスリル満点だったけど、一番のミスリードはルンペンにしか見えないヴァンサン・カッセルの容姿だと思わずにはいられないんですがどうですか。
ともあれ、森の中が普通に通学路だというのに夜にはハッテン場ってさすがのおフランスでも問題になるんじゃ、と常識的な観点に躓いてたらキリがないというあたりはともかく、よろめいてる暇があったら売人な息子の心配をもう少ししたらどうだ警視とツッコみたくなるコト請け合い。しかも、このオチだというのに息子の捜索願を出したのは奥さんアナタですよって一体……。
フランスの2大スターと銘打っておきながら、この面子はないだろこの面子は……と思わず唖然としてしまったそんな一作。

それにしても、警視の息子がお人形さんみたいで眼福もの。その点だけは大いに評価したい(ヲイ)。
風来坊

風来坊の感想・評価

2.8
少年が失踪する事件が発生し、自堕落な警視ヴィスコンティが独自のやり方で捜査を進めるうちに少年の家庭教師に疑いの目を向け彼を追い詰めて行くが…。渋いタッチの犯罪ミステリー。

ミステリーとしてはそれほど大きなお話しではないですが、主人公の自堕落で誠意の欠片もないクズぶりが話をややこしくしながらも盛り上げています。容疑者よりもこちらの方が犯罪者みたいな風貌で、アル中で家庭も崩壊していてよくこれで警視になれたなと思います。

主人公が気持ち悪ければ家庭教師も気持ち悪い…。というか主要登場人物全員が気持ち悪い…。主人公と家庭教師の気持ち悪さにまんまと踊らされてしまいミスリードされてしまいました。真相は驚くものの、「騙されたー!」というようなスカッとするものではなく気分が沈みます…。

結局、警視の息子の話しはどっか行っちゃうし中途半端な面もあります。ヴァンサン·カッセルの怪演には拍手を送りたいですね。
良くできたお話しとは思うのですが、自分が好きな感じではありませんでした。構成やミスリードの仕方が巧みで好きな人はガッツリハマるミステリー作と思います。
妹が無邪気に自分のスカートを捲って見せるのが全ての伏線だし本当にそれで全部。前半というか割と序盤だけしかないけどノワールな感触のまま最後まで行って欲しかった。物語に筋弛緩剤でも打たれたかのように中盤からは中弛みしまくるミステリーになって最後はやたら重い家族ドラマになる。ミステリー的な2転3転するストーリーとは違うグラデーションの変化をする作品。傲慢と偏見と独善、そして殺人。

“状況に絶望する者は臆病者 人間の条件に期待する者は狂人”
aopon

aoponの感想・評価

4.0
期待しないで見たら結構面白かった。
ミスリードもしっかりしてるし
終盤の二転三転の展開は楽しめた。
なかなか良くできた脚本で、見ているものの予測を最後まで裏切り続けます。主人公のクソ野郎警視のせいでミスリードさせられました。思えば、いい子だったダニーくんを取り巻く環境が痛ましい。人の世の闇が抉り出されるミステリーの傑作でした。