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オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分のminorufukuのレビュー・感想・評価

4.1
至急の理由で目的地まで車で向かうことになった男の話。
運転時間80分と上映時間がイコール。臨場感たっぷり。

見応え充分! 面白かった!
画面に映る役者はトム ハーディただ1人で、ひたすら運転するだけなのに、全く飽きない。
主人公は急遽車を走らせることになるのだが、翌日に大きな仕事を抱えていたのにそれをドタキャンすることに。なので、車中から上司への説明や部下への指示出しの電話をする。しかも家族との約束もすっぽかすことになったので、目的地の相手も含め四方向と通話することになる。電話なりっぱなし。加えて、全方位でトラブル続出で、話が進むにつれ、通話途中に別の相手からキャッチフォンが入るようになりどんどん緊迫した状態に。
トム ハーディのひとり芝居の上手さと、画の撮りかたの工夫も光った。
ラストの息子からの留守電が涙を誘う。
でも、主人公の判断にはあまり共感できないし、翌日の大きな仕事は結構な確率で問題起きる気がする。部下の人可哀想…
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