くせ者8人、全員ウソつき。生き残るのは誰だ…
雪が降りしきる山道で馬を失った賞金稼ぎのウォーレンは、同じ稼業であるルースと彼が捕らえたドメルグを乗せた馬車に条件つきで同乗させてもらう。途中で保安官を名乗るマニックスを拾った馬車は猛吹雪から避難するためにミニーの紳士洋品店へ。その店のメキシコ人の店番ボブや怪しげな絞首刑執行人のオズワルドらの存在にルースが強い警戒心を抱くなかで、事件が起こる…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
タランティーノがおくる本格密室ミステリー作品。
吹雪によって、ロッジに閉じ込められた8人が主な登場人物。観進めていくうちに色々な事が解ってくる。
名前や目的、どんな人物なのか？、どんな境遇なのか？
そんな中、毒殺事件が発生する。
一体誰が、何の目的で…
互いに探り合うが、ホントの事にはたどり着かない。
それは"嘘"をついているから…
目の前にいる人物は敵なのか、それとも
みんなが疑心暗鬼になるなか、事態は大きく変わっていく…
ミステリー作品としては、謎解きものと
言うよりも、交わす会話の中で状況をつかみ、状況が二転三転する話。
そこには綿密に仕組まれた計画があったが、突発的な予想外の出来事により、綻びが出てくる。
それにしても設定が大雑把過ぎないか？
普通に考えれば圧倒的に有利な状態なのに、あんな展開になるか？
特にラスト近くの展開は…
そこが観ていて納得が出来なかったかな
そういえば、作品のクレジットに日本人の名前が…
名前は種田陽平
タランティーノの"キル・ビルVol.1"の美術監督であり、日本では三谷監督作品や是枝監督作品の美術監督、更にジブリ作品にも関わっている人。
知らないところで、そんな凄い日本人がいるなんて誇らしかったなぁ…
