「どっちか気付いて!」
永遠に手紙を食べ続ける予感しかしない白黒のヤギ2人の歌を思い出してしまった。
初めて知った時、へぇと思った【恋愛の3つの"ing"】
タイミング
フィーリング
ハプニング
お互いをとても大切に想う幼馴染2人のフィーリングはばっちりなのに、とことんタイミングが合わない上にハプニングだらけの物語。
「お、落ちて怪我とかしないでね...」と心配になってしまう小学生の(た、戦いなんだね?)というレベルのシーソーゲーム感。
近しい相手に気持ちを伝えるのって難しい。居心地が良かったり、関係性が出来てしまっていると、壊れたり失ってしまうのはやっぱり怖い。
画面越しなのでのんびり見守ったけれど、自分の友達がこんな状況になっていたらその子以上にヤキモキしてしまうだろうし、自分自身だったら早々にそのシーソーから離れてしまいそう。
「あの子のこと好きなんだよね」
「知ってるよ」
「今度3人で飲む時さぁ...」
「笑 私ドタキャンしようか?」
「話早くて助かるわ」
バイト仲間の朝番が多い3人でよく飲んでいた。
なるほど、ハプニングは"起こすもの"なのだと知った。
「あの時むぅが風邪ひいたのがきっかけなんだよねー」
と結婚して子供も生まれた2人の家に遊びに行くたびに、酔うと彼女からその話が出る。
「まだ飲めるっしょ?」
どうやら一生あの作戦は言わずにやり過ごすらしい彼は、そのたびにセラーから良いワインを出してくれる。
彼女が席を立った時に
「ドタキャン作戦の減価償却とっくに終わってるから、こんな良いワイン申し訳ないんだけど」
「いやー、むぅに頼らずに2人で飲もうって言えばいいだけだったよなーとは時々思うんだよね」
「素敵」
そのチャンスをしっかり掴んだからってだけなのにな。
彼の2人で飲みたいというタイミング、彼女からすると2人で飲むことになったハプニング、私からはフィーリングばっちりに見えていた2人。
"ing"結構大切なのかもしれない。
いやしかし、リリー・コリンズって可愛い。