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博士と彼女のセオリーのminorufukuのレビュー・感想・評価

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)
4.0
難病を患いながらも研究を続け偉大な業績を残した理論物理学者スティーヴン・ホーキングと彼を支えた妻の話。
学者の伝記と言うよりは夫妻の物語。難病の夫と結婚し、綺麗事だけでは済まされない辛い現実に直面する家族の姿を丁寧に描いていた。
主演のエディ・レッドメインは本作でアカデミー主演男優賞を受賞。病状の進行するにつれ身体の自由が効かなくなり、話すことも大変になっていく博士を繊細に演じていた。最後は表情だけで全てを表現していた。
本作は彼に限らず、メインの登場人物のセリフに頼らない表現が素晴らしい。
彼の妻役のフェリシティ・ジョーンズも見事な演技でアカデミーノミネート。この映画は彼女無しでは語れない。とても魅力的。

見終わったあとは、パッケージ見ただけで泣ける。
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