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肉体の約束
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『肉体の約束』に投稿された感想・評価

菩薩
2.0
とことん男性目線のSEX至上映画。時代が時代とは言え偉い政治家先生みたいな女性観に若干吐き気すらする。男性に騙され続ける人生を送って来た女性が意に反して殺人を犯したらしい。最早生きる意味を完全に見失い、自殺未遂ばかりを繰り返す彼女を看守は心配し外出許可を取り付けてやる。その道中、偶然電車の中で遭遇した純朴青年と運命的な恋に落ち、その日のうちに婚約→結婚→妊娠までの一連の流れをこなしてしまおうとする。女性が刑期を終える2年後の再会を約束し合う二人であったが、青年は運悪く殺人事件に巻き込まれてしまう事となり、叶わぬ夢と消える、と大変力業なストーリー。たかだか電車のBoxシートで隣り合わせた素性も知らぬ男とその日のうちに即ハメしますか?一応3大欲求(食欲・性欲・海水浴)に忠実に生きる事が人生の悦びであるみたいな作品なんだろうけど流石に厳しい。Boxシート×ヒューマニスト刑事のシーンは当然山田洋次に軍配が上がる。ずっと鳴ってるワウが効いた若干ファンキーなサウンドがめちゃくちゃうるせぇ…。
2.0
「肉体の約束」

本作は一九七五年にキム・ギヨン監督が韓国で最も有名な女優の一人キム・ジミを主演に抜擢し監督したイマニ監督の傑作モノクロ映画とされている「晩秋」のリメイクだそうだ。今回購入したBDBOXで初めて見たが韓国らしい映画である。この作品はイマニ監督の映像美学が頂点に達したと評される「晩秋」(執筆者は未見)をリメイクした作品らしく、フィルムが消失したため、その全貌は確認できないものの、今年ー番の文芸映画(朝鮮日報一九六六年十二月四日)、ストリートを排除し、緻密な描写を試みた作品であり、セリフが少ないものの、ムンジョンスクの繊細な演技、印象的なテーマ曲と効果音、対象に距離を置いたカメラによって落ち着いた映像表現を施していると称されたようだ。

そしてギヨンは公開時に「晩秋」を見た観客の1人だったそうだ。前世のインタビューで、彼はイマニ監督の「晩秋」はモノクロ映画時代を代表する傑作である。そしてイマニ監督は素晴らしい演出力を持った監督だと言っていたそうだ。「晩秋」は、彼の映像美学が輝く見事な作品だったと語りつつ、モノクロの「晩秋」をカラー映像を使いながら、自分ならではの物語を作ってみたかったと述べている。「晩秋」のリメイクが「破戒」と「バングムリョン」を制作したドンア輸出公司によって、優秀映画制作会社に割り当てられた洋画の輸入クオーターを確保するために提案された企画であるそうだ。「破戒」の興行的惨敗と「バングムリョン」のお蔵入りによって、ドンア輸出行司は大きな損害を持ってしまったらしいのだが、これに対して負い目を感じていたギヨンが会社の依頼に乗ったとの事だ。

ところが、イマニ監督のメロドラマ的美学をまるでぶち壊すかのように、「晩秋」を解体しているらしい。私自身この作品を見たことがないため何とも言えないのだが、少し気になった。隣国であるにもかかわらずほとんど韓国映画の昭和時代の作品は日本に来ていないのは残念である。韓国の女優とかほとんど知らないけど、この作品に出てるヒョンス役のキムジミと言う女性はこの作品で主演女優賞などを獲得して、東洋のエリザベス・テイラーと呼ばれ、一世を風靡した人物だそうだ。デビューしてまもなくスターの座を駆け上り、六〇年代に全盛期を迎えた彼女は、韓国映画産業が衰退した七〇年代以降にも俳優活動を積極的に続けて、六〇年代韓国映画の黄金期を論じる際、彼女は欠かせない存在だが、この大女優を初めて抜擢したのが、まさにギヨン監督だったそうだ。

とにもかくにもこの映画のメロドラマ的感受性が入り込むのを全くもって許していない。相変わらず不気味な感じがして、韓国映画らしいなと思った。ちなみにこの情報は映画研究者のファン・ギュンミン氏がBDの中に入っていた作品解説の中に執筆していたのを読んで所々に引用して説明している。さて、物語は殺人を犯し服役中の女は、看守とともに母の墓参りを許される。その道中、列車で出会った若い男と情交を結ぶ。出所した彼女は男との再会を果たすため、約束の場所を訪れる…と簡単に説明するとこんな感じで、濃密な情念と救済の物語を回想形式で描く、異形のメロドラマである。しかし相変わらずこの監督の作品のフィルムはゴミがたくさんついてて一応映像は綺麗になっているものの目がパチパチして仕方がない。照明が緑と赤が特徴的に使われている。例えば列車の中は赤色。風呂場の中では緑色と対比されている。全体的に挿入歌である数々の音楽の歌詞が印象的だった。
キム・ギヨン監督作品。リメイクが何度も製作されている『晩秋』のキム・ギヨン監督版。以前観た1982年版の『晩秋』より、濃かったし、かなり変だった笑 「なんでそのシーンでその音楽をチョイスするんや笑笑」って部分があったり、狂った倫理観やあの濃さはまるで70年代の日本映画(特にATG映画)を観ているような感覚になった。全体として以前鑑賞した1982年版よりイカれてるが、個人的には『肉体の約束』の方が好み。他のリメイク版も気になるので、徐々に観ていきたい。

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約束

上映日:

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上映時間:

88分
3.7

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