白黒の血は本来何色だったのか。彼らがいる屋上は開かれているようで閉鎖的な感じがする。また彼らの生がどっかに行くか行かないかの瀬戸際みたいな感じもある。どうして一度地下へ降りたんだろうか。
出かける
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屋上という開放的な場所は閉鎖的な密室でもあるということ。ホワイトアウトからの青い海、輪姦、押し寄せる波。自由の中に死が含まれ、死の中に自由が含まれる。
上京してすぐの頃、今思えば死と隣り合わせだった…
屋上で起こるドラマ、車が走って、代々木体育館が見えてそこに確かに町はあるのに、何故か異空間のような特殊性を持った空間なんだと思った。2人だけに刺す三角形の光も、血のしみるコンクリートに最後に帰ってく…
>>続きを読むマンションの屋上を舞台の大半に費やして映画を作ってしまうという一歩間違えればアートぶったあるいは貧乏臭い作品になりかねないところを、豊穣かつリリカルで瑞々しい映画に仕上げてしまうあたりこの頃の若松孝…
>>続きを読む面白かった。
屋上でレイプされる女性ポッポ、それを傍観するツキオ。8月8日朝、彼女は生きていた。そして「死にたい」とツキオにせがむのだった。
屋上というロケーションを密室空間(厳密には閉じ込められ…
このレビューはネタバレを含みます
「バカヤロー!」と大声で言える映画にはずれなし。
凄い、こんな純真な犯罪があっていいのか。低予算で、場所も限定されていて、なにせピンク映画だが、それら予想を遥か越えた血の滾る物語と詩がこの映画に…