ゆけゆけ二度目の処女の作品情報・感想・評価

ゆけゆけ二度目の処女1969年製作の映画)

製作国:

上映時間:65分

3.9

「ゆけゆけ二度目の処女」に投稿された感想・評価

カズヤ

カズヤの感想・評価

3.9
初、若松孝二。

エロとホラーは表裏一体。
凄まじい作品。
茄子

茄子の感想・評価

4.0
「おれはこのビルの管理人のせがれ、バカ!!」あたりからはずっと笑ってた
ask

askの感想・評価

3.6
初若松作品でしたが予想通り面白かった。
屋上で過ごす少年と少女の下界から隔離された感じがとても良い。そんな2人が「殺して〜ハハハ」「殺してやる〜ハハハ」とじゃれ合いながら笑顔で駆け回るシーンが特に最高だった。ただひたすら階段を降りるだけのシーンもめちゃくちゃカッコ良かった。
marikasato

marikasatoの感想・評価

4.0
まわされた次の朝のおはよう、死にたい、殺して、おれが殺してやろうか、名人だからな、私はこのミチオって奴が大好きなのである。中村義則の詩を口ずさむ丸眼鏡のミチオくん。血まみれのミチオくんと少女が闇の中を「早く殺してよ」「殺してやる」と笑顔ではしゃぎ回るシーンで何故かちょっと泣きそうになる。愛していたと思うんだけどな、コンクリートのビルから、セントラルアパートの屋上から、ふたりは出かけてしまった。
meet

meetの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

セントラルアパート屋上から見下ろす飛び降り死体×2
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.8
強姦された後にいう「おはよう」がなんとも言えない。

死にたい、殺して、殺してやろうか、とたくさん死に感することを言うわりにラストはあっさり。
言えない結局死ぬときはこんなもんなのか、という具合。

流れている音楽がどれもいい。
中村義則の詩から着想を得ているらしい。
作曲は丸メガネの男の子、秋山道男。こいつさいこうだなぁ。
若松孝二が『処女ゲバゲバ』と同年に生み出した大傑作だ。。
当時のアングラ系の映画は芝居くさい芝居が多く詩的な台詞回しが特徴としてある。。
若松孝二はその代表である。。
彼の作品はそれに加えて過激な暴力描写とエロティシズムが特徴であるが、僕はもう一つ大きな魅力を感じる。。
それは台詞が妙に簡単な言葉で連ねられている点だ。。
表現は知的に感じられるのだが、言葉選びがそれにそぐわない程簡単で少し間抜け感じるのだ。。
「ゆけゆけ二度目の処女 男が選んだ最高傑作」
輪姦されたヒロインが劇中に突如詠む詩の一部だ。。
タイトルの【ゆけゆけ二度目の処女】も間抜けな響きだし【最高傑作】なんて深みのない言葉を選ぶのも妙で違和感がある。。
その他台詞は全てこのような感覚に満ちている。。
僕はこの点が素晴らしく好きなのだ。。
ストーリーは至極簡単である。。
輪姦された女が無気力に死にたがっている、自分を輪姦した人間を殺した過去を持つ男がその女に寄り添う。。
僕が書いた上記の一文で本編は大体理解できるはずだ。。
実験要素の強い作品は内容を難しくし捻れさせると肝心なものを感じられなくなる。。
頭で考えずに観て感じろ、、、、何てダサくて間抜けな言葉は使いたくないが『ゆけゆけ二度目の処女』には使っても抵抗がない。。
何となく気恥ずかしいこの感覚がこの映画に馴染むのだ。。
学校の図書館で前からパッケージが気になるなぁっておもって、やっとみれた。
どこの会社かはよくわかんなかったけど、ポルノ映画みたい。

物語はあるビルの中でしか進まず、そこでフーテンな若者たちがつるみながら、男女二人が徐々に惹かれていくんだけど、よかったな。

最後の10分の盛り上がりと、ビルからでていった二人には高まるものがあったな。血まみれな彼の力強さよ。

あとは白黒映画だけど、数カ所色のついた画面がでてきて、そこのセンスも美しいなとおもった。
有酸素

有酸素の感想・評価

4.0
この箱庭庭救いはないのか。
ママ、僕出かける〜
不良グループにより輪姦行為を受けた少女が、自分と似たような境遇をもつ少年との交流を通して、人間の性と死についてを考究する。7階建てのマンション(若松プロの入っているビル)を舞台に、無軌道な若者たちの姿を描いているピンク映画。

少女を強姦するグループの中に、仲間に入れずに傍観することしかできない意味ありげな少年がいる。この少年と少女が、心の交流を続けるうちに、互いが同質の存在になっていく。鑑賞者は、ふたりのまったく噛み合わないやり取りを延々と観ることになるのだが、その噛み合わなさが、映画的にすごく面白い。

「コンクリートのビルから出かける」という言葉選びをして、外界に飛び出そうとするのが印象鮮烈。ビルから外界に飛び出すことは、飛び降り自殺を意味している。若松監督作品の性質上、反権力の暗喩をいくらでも汲み取ることができる。

とにかく、全編からみなぎるエネルギー量が半端ない。まさしく、「この時代」だからこそできた映画。あらゆる場面でハッとさせられる台詞回しがあり、足立正生の脚本力を痛感させられる。ただ、青姦シーンは衛生面のことが頭に浮かんでしまうので、個人的には好きではない。
>|