horahuki

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅のhorahukiのレビュー・感想・評価

3.8
とある目的のためにイギリスを出てアメリカにやってきた魔法動物学者の主人公ニュート。ひょんなことで、連れてきた魔法動物たちが逃げ出してしまい、ノンマジのジェイコブたちと一緒になって探してるうちに大事件に巻き込まれていく話。

面白かった!(o^^o)
本編よりこっちの方が断然好きです!映画館で見なかったこと後悔ですね…行こう行こうとは思ってたんですけど、『ローグ・ワン』公開したからそっち見たりしてるうちに終わっちゃってました。

ハリーポッターと違ってアメリカしかも1920年代が舞台。そして今まで主役側には不在だったマグル(アメリカではノーマジ)のジェイコブをニュートサイドに加えてるのが新しいです。このマグルの視点を入れたのは大正解じゃないですかね。視聴者も彼の視点に立って魔法界というものを見れるから入りやすいし。ハリポタも魔法について何も知らないハリーが主役だったからファンタジー世界にすんなり入っていけましたもんね。

魔法使いの存在を訴えその危険性を説く活動家や、魔法界を縛る規則など、ハリポタシリーズよりも人間界と魔法界の関係性に重きを置いてるな〜という印象。事件の大元もまさに人間界と魔法界の問題を象徴するようなものでしたし。今回はキャラクターたちも含め紹介程度でしたが、ここら辺はシリーズが進むにつれて深まっていきそうですね。

シリーズ初の原作が存在しない作品だからかもですが、ストーリーもシンプルに見やすく纏まってるように感じました。伏線の回収も丁寧だし、ジェイコブの話も微笑ましいし。次作も期待です。
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