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シン・ゴジラのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

現代の東京にゴジラが現れ、日本政府が対応に追われる話。監督はエヴァンゲリオンなどで有名な庵野秀明。公開初日で満席。

僕はそんなにゴジラに思い入れはないのだが、特撮は文句無しかもしれないけど、役者の演技も含めた映画単体で見るとそこそこの出来かなあという評価。

現代にゴジラが現れた場合の混乱と対応をかなりリアルに描いた作品。その辺りのシミレーションはよく練られている。冒頭から情報量が多く、人物とか背景の説明もなくいきなり本題に入りサクサク進む印象。登場人物がかなり多い群衆劇でしかもセリフの9割が腹式呼吸の早口説明セリフなので単調に感じた。この辺りは良くも悪くもエヴァンゲリオン演出なので好みが分かれそうだが、豪華な役者陣の個性が活かせず、しかも演技が下手に見えているのでかなりのマイナスに感じた。あと、政治家と官僚役がみんな若い。

ゴジラの印象としては、ちょっと強すぎかなあと。自衛隊では荷が重い。特撮については夜間のシーンは暗闇の中で光りが映えていて迫力あったけど、昼間のシーンはいかにもミニチュアになっててギャップがかなりあった。
最後の作戦は地味な割に実務部隊の死ぬ確率高すぎだろとツッコミ入れたくなった。

一つだけ確かなことは、怪獣映画と思い小さい子が観に行っても絶対楽しめないだろうなあ、と。

Twitterのトレンドに野村萬斎があがっていた理由がようやくわかった。
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