河豚川ポンズ

クリード チャンプを継ぐ男の河豚川ポンズのネタバレレビュー・内容・結末

4.4

このレビューはネタバレを含みます

「クリード」を囲む人々の闘いの映画。おそらく誰もが予想してなかった、まさかのロッキーシリーズの続編。ちょうど予約してあったBlu-rayが届いたのでその記念にレビューを書いてみました。

ロッキーのライバルであり無二の親友アポロ・クリード。その愛人の息子として生まれたアドニス・ジョンソンは少年期を施設などで過ごしていたが、クリード婦人に引き取られたことで一人前のサラリーマンにまで成長した。しかし、心の奥底にあるボクシングへの思いを捨てられずにいた。彼は突然仕事を止めてボクシングの道に進み始めるのでした。

主演のマイケル・B・ジョーダンは見れば見るほどアポロ役のカール・ウェザースにそっくりに見えてくるような気もしないでもないような…。

個人的にお気に入りなのはコンランにクリーンヒットをもらって失神してしまうシーン。ロッキーに今までの苦労を思い出せと言われて、彼の不遇な人生や彼女との喧嘩、ロッキーの闘病生活と自分だけでなく家族とも言える人々の苦しみを思い出す中、最後には画面越しに見る父親がリング上で笑顔で闘う姿を思い出して復帰する。
もうこのシーンだけで劇場でも家でも泣いてしまいました…

まさに「クリード」という新たなチャンプ、そして伝説が始まったと感じた瞬間でした。