このレビューはネタバレを含みます
小さなお店をしてるドクス。周囲の開発などもあって、子供はドクスにお店を手放してほしいと思っているんだけど、これがなかなか一筋縄ではない。
どうしてそこまでかたくなにお店にこだわってるのか…
最初はわからなかったけれど、それは朝鮮戦争の最中での家族の約束。ふとした不注意で家族が離れ離れになってしまうことに。その時、ドクスの父はドクス達に「国際市場で会おう」と約束をする。多分、再び会えないとわかっていても、99.9%絶望的だったとしても、最後の0.01%の希望と、もし自分がそこに居なくなったときに、ひょっとするとという思いを持ち続けて待っていた。
そんなことがありながら、必死に父の変わりにいろんな仕事をしながら、家族を探し、そして…
家族が再び再会した時、息子はドクスの本当の思いを改めて知る。たくさんの家族が朝鮮戦争でバラバラになり、再び会えることを願い続けている。信じ続ける思いが切ない物語でした。