バドミントン版『少林サッカー』の登場！
という大々的な宣伝文句に期待しました。

単刀直入に言えば、
足元にも及ばない。

『少林サッカー』の素晴らしい点。
カンフーとサッカーを組み合わせ、
惜しげもないＣＧを使った演出と、
個性的な登場人物たちの掛け合い、
テンポの良い話しとコミカル演出。
これらの要素のバランスが絶妙だ。

では、本作を比べてみよう。

元犯罪者がバドミントンの組み合わせ。
どう考えても親和性がないです。
犯罪者である必然性がないです。
そもそも物語に絡めなくても問題ない。

彼らは何かしら障害を持っている。
チンピラ３人組が登場するけど、
紹介文とナレーションがすべて。
障害を逆手に取った演出が弱すぎ。

ＣＧによる演出が小規模すぎる。
シャトルが高速で飛ぶシーン。
同じシーンが三回出てきます。
そもそも迫力が伝わらないです。

登場人物同士による掛け合い。
あまりにもチグハグである。
テンポが悪いから尚更です。
どの登場人物も浮いています。

主人公のサウは中途半端。
ダメ人間から立ち直る過程。
まったくワクワクしません。
設定があまりにも貧弱だ。

スポ根、恋愛、障害の克服。
すべてが溶け合っていない。
ただ付け足しただけの演出。
バランスが一切ありません。

唯一、本作で尖っている演出。
４人目となるアル中のコーチ。
彼のリアルゲロは迫力あった。
食事しながら鑑賞は厳禁です。
リアルすぎて気分が悪くなる。

『少林サッカー』はカタルシスがある。
それに対して本作はフワッとした着地。
ある意味、本作を象徴したラストです。

登場人物はスッキリとしたラストです。
彼らの中では納得した完結だろうけど、
観ている側としてはスッキリしません。

素直にカンフーとバドミントンを組み合わせる。
それでやった方が逆に面白かったと思っている。
期待値の下をずっと低空飛行した本作はハズレ。
唯一の突出した演出のリアルゲロだけは認める。

RE-234

スポ根バドミントン!

ジャケの宣伝文句に「少林サッカーのバドミントン版!」と書いてあったので、ウキウキして借りた3時間前(*´-`)

見事に期待は裏切られた(；´_ゝ`)

主演が「ドリームホーム」のキチ○イ殺人鬼ジョシー・ホーだったんで、殺人スマッシュでも打つのかと思ったんですが( ；∀；)

バドミントンの試合シーンはスタイリッシュに撮影してますが、残念ながら邦画「ピンポン」の方が上。

落ちぶれた元チャンピオンのヒロインと元殺人強盗犯3人のバドミントンでの再起ストーリーですが…

コメディとシリアス部分のバランスがよくない…
シャトル型UFO＆宇宙人が登場したり、主要人物が多い分、余計なドラマパートが多い。

実際、バドミントンの大会が始まるのは、映画開始1時間３分後くらい…

そこまで、ふざけたり、まじめに特訓したりのバランスが雑すぎる(;゜∇゜)

この手の映画にしては、不完全燃焼ラストなんで、見終わったあとも、スカッとした感がない(´д｀|||)

K-1のボブ・サップvsジェロム・レ・バンナ戦くらいスッキリしない!

一応、底辺のものたちがバドミントンで再起するというドラマはあります。

そして、多少アクロバティックな試合シーンもありますが、少林サッカーほどのやり過ぎ演出もなく、地味目。

最新作でレンタル必要はない映画かな(*´-`)

• #バドミントンスポ根もの
• #スポ根に珍しいはずれあり!ラストが期待はずれ

誰だよ少林サッカーのバトミントン版とか言ったヤツ！？そこになおれ！！元女子王者と元強盗団が出会いバトミントンを通して友情やらスポーツ精神やらもろもろで成長していく平々凡々なスポ根映画でした。いや一つだけ異常なシーンがありました。アル中のバトミントンコーチのジジイが吐くゲロの量がハンパないです。身体中の水分全て吐き出しているかのようなゲロの量にさすがにドン引きです。バトミントン大会決勝戦になって元強盗団のメンバーが強盗団と完全に縁を切るためにケジメをつけに行くのね。その間メンバーが戻ってくるまで持ちこたえるヒロインというこのスポ根王道ストーリーな。ここまで盛り上げといてまさかあんな結末とは…見ているこっちも敵チームもポカーンですわ。やたらヒロインの目力の強さに既視感を覚えると思ったらドリームホームでマンション代安くする為に住人を殺しまくったマジキチ女の方でしたわ。