Xavier

バトル・オーシャン 海上決戦のXavierのレビュー・感想・評価

2.5
この作品が、今現在韓国映画界、観客動員数No.1作品です。
1597年、国内の天下統一を果たした秀吉の日本軍が朝鮮へと侵攻。
危機に陥った朝鮮軍は、謀反の疑いをかけられ一兵卒となっていたイ・スンシン
を将軍に復帰させ、戦況の挽回を命じる
しかし、彼に残されていたのは、12隻の船と戦意を失った兵士たちだけだった。
圧倒的な不利な状況の中、ある戦略を持って、強大な敵に立ち向かうが…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
日本史でも有名な豊臣秀吉の朝鮮出兵
"文禄・慶長の役"の際の"鳴梁海戦"を描いた作品。
しかし、この作品がNo.1?と思うぐらい、あんまり良くないんだよね。
バトルシーンはかなり迫力があるものの
この作品の主人公イ・スンシン将軍に惹かれる物がないんだよね。

この戦の前の戦いで、友を失った者や死を恐れ逃げてしまった者もいるスンシン率いる朝鮮軍。
スンシンは、軍律を破った者を皆の前で首を跳ねたり、部下から退くことを進言され皆を集めさせ住んでいる家に火を付け、帰る場所など無いことを示す。
命を落とそうとも、この地は守る的な事しか伝えない。そう兵に対しての優しさが感じられない。
兵には戦いを強いる一方、怪我をした息子は戦いには加えないとか、共感出来ない。
なので個人的にはあんまり良くなかった
まだこの監督の前の作品"神弓"の方がずっと面白かった。

なのに何故この作品が大ヒットした?

それは日本が悪く描かれているから。

そう反日感情を上手く利用していると思う。まず敵の将軍の首をはね船の先頭にその首を掲げ、その下には無数の兵士の首が…
観た感じでも残酷な感じ
そして見るからにふてぶてしい将軍とか
やっつけたら盛り上がるんだろうなぁ…
そんな事も加味されているんじゃ…

因みにNo.2は"エクストリーム・ジョブ"
こっちの方が面白かったけどね。

あっ!そういえば大谷亮平が出てます。
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