Xavier

世界で一番いとしい君へのXavierのレビュー・感想・評価

世界で一番いとしい君へ(2014年製作の映画)
4.2
自分が1番きつい筈なのに、両親の事を思いやれるなんて、どこまで優しいんだろう…
テコンドーの選手を目指していた高校生のデスとアイドルシンガーになることを夢見ていたミラ。
17歳という若さで妊娠に直面した二人は
家も学校も夢も捨て結婚し、息子アルムが生まれ3人で暮らし始める。
しかし16歳になったアルムは、先天性呆老症という難病になり、身体年齢は80歳を越える様に。高額な治療費の為に懸命に働くデスとミラ。そんな中で、アルムが出演した番組がTVで流れ…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ
なんてアルムがいい子なんだろう!
自分の病気の事を考えたら、気分が沈みがちになり、親に辛くあたりそうなものなのに、それどころか親の心配を…
作品の前半はアルムの難病の事を除けば仲のいい家族の話なんだけど、病状が進む中盤~後半は涙なしでは観れないなぁ
とくにデスとアルムが病院を抜け出し、流れ星を見に行くシーンはね…
突然アルムが視力を失ってしまい、デスがアルムをおんぶしながら病院に駆け込むシーンでアルムが、"僕がパパを背負う年なのに"って謝るシーンなんか涙なしでは見れない。
個人的に1番涙が止まらなかったのは、
デスがミラと結婚するときに、父親と大喧嘩して飛び出して以来、久々実家を訪ねるシーン。
久々の再会にお互い気まずい中で、デスの父親が高額な寄付金をしていた事に、デスが気づいたシーン。離れても子供を思う父親の心情に涙が止まらなかった。
後半は泣きっぱなしだったなぁ…
久々観たけど、良かった。
Xavier

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