今まで配信がなく見れなかったんですが、DVD化ということで購入！

独立愚連隊シリーズと言うには舞台設定や役者が似てるというだけで、「隊」の醍醐味が減ってしまっています。でもそこを日本軍、王虎軍、はぐれ切れ者の対立する3者の協力、というおもしろみに変換されていて見応えがあります。

僕は佐藤充のファンなのでひいき目もありますが、最初から最後まで佐藤充大活躍で楽しい楽しい。出てくるだけで曲者。飄々と戦地を渡り歩いて、最後のあの水戸黄門的ひっくり返しには.典型的な展開なので大どんでん返しとはいいませんが油断していて驚いた！

シリーズの中では平板な作品ではありますが、きっちり見どころはありました。

記録

日本軍、軍閥、国民党が隠された阿片の争奪戦を展開する。
それぞれの内部も一枚岩でなく自らの利益のみを考えている者ばかり。
特に赤城中尉(平田昭彦)と倉野曹長(田島義文)の関係が笑っちゃうくらい醜い。
でも平田昭彦の生真面目な演技はこういう映画にちょっと合わないんだけど。
一方の田島義文は快調。「モスラ対ゴジラ」の役を連想してしまった。

登場人物は互いに騙しあい、物語は二転三転するが、結局善人は誰も傷つかないのがいい。