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シン・エヴァンゲリオン劇場版のminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

ヱヴァンゲリヲン新劇場版の完結篇。
あらすじ書くのはややこしいので放棄(^^)

僕はTV放映時大学生のドンピシャ世代のはずだが当時はブームに乗り遅れて見ておらず、旧劇場版などを後追い鑑賞したタイプ。新劇場版も全部観ていたものの、前作から9年も待たされて記憶も思い入れも熱量もかなり薄まった状態でAmazonプライムで鑑賞。なのでファンの方は感想みても怒らないでください。

正直冒頭から既に何のために戦っているのか分からなかったが、技術の進歩もあり旧劇場版と比較すると映像の壮大さ、戦闘シーンのアクション性の高さが段違いで細かい設定が分からなくても楽しめてしまう。TVシリーズの頃と比べると戦い方が異次元のレベルで驚かされる(なんで戦艦浮いてるんだっけ?)。また旧作の哲学的でカオスな部分がずいぶんと分かりやすくなっていて、人物の葛藤や成長などの内面描写に共感しやすい。旧作で生死不明や出番が無くなっていた脇役キャラを深堀しているのも好ポイントだった。
僕の好みだと思うがクライマックスの戦いに入ってからの1時間超の尺はいくらなんでも長いと感じた。特に碇ゲンドウの目的が明らかになる長い長い親子対決はもう少し短くても良かったのでは。「これが○○の真の目的か!」みたいな展開も多すぎてお腹いっぱい。
とはいえ、旧作のカオスな終わり方と比べるとものすごいスッキリとお話を畳んでくれた印象で、不幸なキャラクターたちに安らかな結末を与えてくれて大満足だった。大人シンジくんのかっこよさは必見。

終盤にあの迷作「さよならジュピター」の主題歌が流れるところが一番驚いた(^^)
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