プラネタリウムのminorufukuのネタバレレビュー・内容・結末

1930年代のフランスが舞台。心霊術師の姉妹は、降霊会のショーを開くことでお金を稼いでいた。ある日彼女らの降霊術に魅せられた映画プロデューサーから彼女らの降霊術を題材とした映画を製作することをもちかけられるのだが…という話。

あらすじだけ読むと心霊ホラーかミステリのような印象を受けるが、本作は降霊術の真偽などにはほとんど触れない。
姉妹の生活を通し、当時のフランス文化やファッションなどの美しさをクローズアップした作品となっている。同じく美女2人主演で1900年代中盤の時代設定だった映画「キャロル」に雰囲気は似ている印象。本作の方が怪しげな世界観となってはいるが。異なる点はもう一方の軸として映画プロデューサーの狂気と姉妹のめり込むあまり大金持ちの実業家から転落していく顛末がしみじみ描かれてる点であろうか。全体的にストーリーは薄いので、やや退屈だったが、作品の空気は好みだった。
ナタリーポートマンはやはり美人。共演のジョニーデップの娘さんは、本当にジョニーデップに似ている。