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ベイビー・ドライバーの小のレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.0
公開後、続々と上がってくる高評価レビューにいてもたってもいられず、新宿バルト9に見に行ったものの、イマイチノリ切れず…。疲れのせいか、まあ、こういうこともあるよねと思いながら、ネットで町山智浩氏の紹介文を読んだら、もう一度見ようという気になった。
(http://miyearnzzlabo.com/archives/44069)

引っかかったのは次の部分。<そういった人(引用者注:登場人物)たちがこの彼、主人公ベイビーくんが聞いている音楽に合わせてずっと、音楽のビートに合わせて行動をするんですよ。しゃべったり。>

この点について、カーアクションシーンでは注意していたものの、他のシーンではそれ程でもなかったことに思い至った。なので次はひたすら、音楽を主、映像を従にして見てみようと思い、どうせならと立川シネマシティの爆音上映、しかもウーハーからの重低音直撃の最前列で再鑑賞した。

やっぱ、良かったっす。音楽、ビートに動きがシンクロするのって、気持ちイイ。曲が流れている間、通しで撮影している感じだから、これは撮るの大変だったよ、きっと。そう思うと、余計ありがたみが増す。

ストーリーはダメということではないと思うけれど、こちらに重点をおくと、高評価が理解できない気がする。全編音楽に集中して見ると、音楽と一体となった映像も体で感じるかのような気持ちになりビートのノリが途切れず、頭の中がドーパミンでいっぱいになりながら楽しめる映画だという気がしてくる。

他に類がない映画ということもあり高評価は納得。流れている曲に詳しいほうが楽しめることは間違いないから、日本のメジャーな曲でこういう映画って出てこないかしら。

●物語(50%×3.0):1.50
・物語はそこそこ。

●演技、演出(30%×5.0):1.50
・音楽と映像のシンクロで構成するって、凄くないですか。

●映像、音、音楽(20%×5.0):1.00
・カーアクション、シビレルし、音楽もノレる。
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