Xavier

暗殺のXavierのレビュー・感想・評価

暗殺(2015年製作の映画)
4.0
暗殺計画をめぐり、裏切りと信念が交錯する…
1933年、韓国臨時政府は日本政府要人と親日派を暗殺するため、独立軍最高の
スナイパーといわれるアン・オギュンら
3人からなる暗殺団を上海に召集する。
しかし暗殺団を召集した臨時政府の警察隊長ヨム・ソクチンは、裏で日本の密偵としての顔を持っており、「ハワイ・ピストル」と呼ばれる殺し屋に暗殺団の殺害を依頼する。ヨムの画策を知らぬアンらは、暗殺実行のために上海から京城へと送り込まれる…
ザックリ言うとストーリーはこんな感じ

この作品、なんと言ってもチョン・ジヒョンがカッコいいんだな。
チョン・ジヒョンが演じるアン・オギュンは、独立軍最高のスナイパー。
遠く離れた4人の敵を、4発の弾丸で的確に撃ち殺すシーンなんてカッコよすぎ。
また、どんな事があっても目的を達成することを諦めない…信念の強い所も。
監督が、最初からこの役、チョン・ジヒョンしか考えられなかったらしい。
まぁ、彼女のクールな佇まいは、まさにピッタリだったしね。

そしてイ・ジョンジェ
ある時は、臨時政府の警察隊長として、アンらを召集し暗殺を企てる一方で、日本政府の密偵として、アンらを殺害するために殺し屋に依頼したりと、彼の信念は見えてこない。
まぁ、大体は日本政府の密偵としての姿が、彼本来の姿じゃないかな。
自分の欲望の為には、仲間を平気で裏切れる。ホントに観ていて、憎々しかったなぁ…
こんな奴が、最後まで生き残るんだよなぁ…

アクションシーンもなかなかのものでした。まぁ、時代が1933年なので、近代的な兵器は出てこないものの、銃撃戦の激しさ、手榴弾による爆発の激しさ、どれを取っても凄かったかなぁ。
まぁ、何発撃たれても、なかなか死なないのは、どうかと思うけれども…

ハ・ジョンウが殺し屋"ハワイ・ピストル"として出てたり、脇役にはオ・ダルスやチョ・ジヌンがいたりと豪華な役者陣もみどころかな。

上映時間139分となかなか長いですが、ストーリーにメリハリがあるので、体感的には、あっという間でした。
Xavier

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