性談・牡丹燈籠を配信している動画配信サービス

『性談・牡丹燈籠』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

性談・牡丹燈籠
動画配信は2025年6月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

性談・牡丹燈籠が配信されているサービス一覧

性談・牡丹燈籠が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM

『性談・牡丹燈籠』に投稿された感想・評価

【寸評】
本作は単なるルノ作品ではなく、物語性をしっかりと重視して恐怖の対象となる「お露」を主人公にした挑戦的な作品である。
基本的には芸術性の高い演出を見せているが、ホラー演出がかなり控えめなので、恐怖を求める人には向かないのかもしれない。(そんな人いないと思うが)
一部脚本に不満があるが、『牡丹燈籠』の新しい解釈としては興味深い一作である。


【演出】
一応、本作はポルノ作品というラベルがついているものの、エロ描写はかなり少なめであり、物語に深みを与えるために必要最低限に抑えられている。
また全体的に非常に繊細で工夫が凝らされており、単なるポルノ映画ではない芸術性が感じられる作品となっている。
まぁエロメインのポルノ映画ではなく、あくまで本作は日活ロマンポルノなので、比較的しっかりした映画だから当然と言えば当然なのだが・・・。
日活ロマンポルノらしく、哀愁と妖艶さも上手く表現出来ており、全体的にはレベルの高い演出となっている。

ただ1点残念なのが、ホラー演出が弱いこと・・・。
最近の『牡丹灯篭』よりはマシとはいえ、やはり1968年版や『日本怪談劇場』のようなゾクッとするレベルの高いホラー演出と比べると、物足りなさを感じてしまう。
その2作とまではいかなくても、もう少し恐怖を強調した演出にすれば、かなりの秀作になっていたと思うのだが・・・。


【脚本】
本作の脚本はかなり独特である。
普通、『牡丹灯篭』といえば主人公が「新三郎」であり、あくまで物語は「新三郎」を視点として進んでいく。
だが、本作の主人公は恐怖の対象である「お露」となっている。
これはなかなかにいいアイデアだ。
基本的に今までの『牡丹灯篭』は深堀される対象は「新三郎」か隣に住む夫婦だったのに対し、「お露」に関しては大雑把な説明で済ましている。
しかし本作の主人公は「お露」なので、他の作品に比べ「お露」のバックボーンなどをしっかりと描いており、より深みと共感を生み出すことに成功している。
これにより、従来の作品にはなかった悲劇性が生まれ、原作にあった欲望による破滅をより上手く表現することにも成功している。

勿体ないのは、「お露」が死ぬ描写。
死ぬ手前まではいい感じに描いていたのに、肝心の死を明確に描写していない。
視聴者に

製作陣「実は「お露」は死んでたんだぜ!」

と衝撃を与えたいのかは知らないが、本作を観ている人の99%は、何かしらの『牡丹灯篭』を観たことがある人だろう。
ここは曖昧にせずに、しっかりと幻想などではなく死ぬ際の描写をしっかりと描くべきだと思う。

因みに本作の主要キャラクターである「お米」に関しても、死因が明確に描写されてない。
映像を観る限りでは、恐らく「お国」が毒殺したのだろうが、そこの詳細は描写するべきではないだろうか・・・。

主人公が「新三郎」なら別に描写しなくてもいいんだけどさ・・・。
「お露」を主人公にする場合なら、「お露」と「お米」の死は描写しなくちゃダメだろ!!
3.5
8月13日にお迎えにあがります…

8月は心霊④

結婚を約束した女は幽霊だった!約束の13日に備えてお札と観音像で鉄壁の守りを築く主人公に、あの手この手で家の中に入る計画を練るお露さんとの攻防を描くvs幽霊な篭城スリラー。有名な牡丹灯籠の日活ロマンポルノバージョン。

雨の道を帰る良いとこのお嬢様なお露さんが傘をくれた浪人の新三郎に惚れるという象徴的なスタートを切りつつも、新三郎の傘はお露に降りかかる雨をしのぐことが出来ず、身分の差による悲恋の物語へと舵を切る。そこにお露さんとその父親を亡き者にすることで家を乗っ取ろうと企む女中クニの思惑が入り込み、ついにはお露さんは殺されてしまう…。死してなお新三郎を求めるお露さんは、あの有名な下駄の音を鳴らしながら新三郎の家に通うっていうのが大筋。

新三郎に会うのに緊張しまくるお露さんがめちゃ可愛い!会う直前に、嫌われたらどうしょ…と布団に篭って出てこなかったり、いざ会ってお酒を注いであげる場面でも緊張しまくって全然違うところにお酒を垂れ流すドジっぷりを披露。こんなん応援しちゃうよ!一方で嫌味でチクチク攻めてくるクニのクズっぷりにはイライラ…。

家柄の拘束からの解放へと向けた欲求が風船として表現され、それを捕まえようとする男のスローモーションが彼女の願望を語る。水槽の中の二匹の魚もまた二人の家柄や身分の差に囚われた現況を表すとともに、本作が向かう目的地である死後の結婚という暗示にも捉えられるのが面白い。

お露さんの訪問を告げる下駄の音と風鈴の音、そして燈籠を待って歩いてくる姿の怪談的迫力が凄まじく、家の中で正座して俯き、幽霊からの誘惑に耐える新三郎は耳なし法一のよう。死により結ばれるというのは、強固な現実に対する悲観的な諦めでもあるのだから非常に怪談的で、さすが日本三大怪談の説得力。

ちなみにエロはそんなになくて、忘れた頃にチラホラあるくらい。お決まりなクソデカいもやが下半身に入ってたけど、DVDで見たら違うのかな…😅
浪人(谷本一)との身分差の恋路に破れ、悲劇的な最期を遂げた少女(小川節子)が、夜な夜な死霊となって姿を現し、浪人との逢瀬を重ねようとする。三遊亭円朝口演の人情怪談噺をベースにしている、日活ロマンポルノ。

細かな部分が改変されているが、シナリオの大筋は原典通り。日活スタジオの時代劇セットをフル活用しており、映像は極めてフォトジェニック。画面の隅々にまで配置されている、あらゆる小道具に関心が高まる。

惜しむらくは、死霊の初登場シーンと、浪人に対する霊視シーンが、随分と淡白に描かれているところ。欲深い人間が報いを受ける展開も、マヌケな印象が強くなっている。ヒュードロドロ系の音楽が起用されていないところも残念。

しかしその一方で、浪人の隣人夫婦(橘田良江&木夏衛)がきちんと狂言回しになっており、原典のファンが期待するであろう「骸骨」の描写もきちんと登場する。一長一短ながら、手堅く作られたロマンポルノ流怪談映画といえる。

『性談・牡丹燈籠』に似ている作品

牡丹燈籠

製作国:

上映時間:

89分

配給:

  • KADOKAWA
3.6

あらすじ

盆に遊女のお露と知りあった新三郎。お露の不幸な身の上を聞き、盆の間だけでもと、お露と祝言の真似事をして契りを結ぶ。一方、同じ長屋に住む伴蔵がこの様子を見て、お露の裾が消えているのに仰天。や…

>>続きを読む

四谷怪談 お岩の亡霊

製作国:

上映時間:

94分

ジャンル:

配給:

  • KADOKAWA
3.4

あらすじ

浪人の伊右衛門は、伊勢屋の娘を助けたところを義父にとがめられて彼を斬り捨ててしまう。やがて伊勢屋への婿入り話が持ち上がり、妻・お岩と赤子が邪魔になり…。そんな折、伊勢屋から特効薬といって毒…

>>続きを読む

新釈四谷怪談

製作国:

上映時間:

158分

配給:

  • 松竹
3.6

あらすじ

鶴屋南北の原作にかなり手を加え、お岩の亡霊は伊右衛門の良心の呵責による妄想だという新解釈を与えた木下恵介監督作品。また、この作品を日本の伝統的な絵巻物という視点で捉え、全編を俯瞰撮影の長回…

>>続きを読む

東海道四谷怪談

製作国:

上映時間:

76分

ジャンル:

3.8

あらすじ

備前岡山でお岩の父・四谷左門を斬殺した民谷伊右衛門は、その事実を隠し、お岩姉妹を連れて江戸・四谷左門町に移り住む。ある日、伊藤喜兵衛の娘・お梅を助けたことで立身の道が開けた伊右衛門は、お梅…

>>続きを読む

怪猫呪いの沼

製作国:

上映時間:

86分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.5

あらすじ

肥前佐賀城で家臣・鍋島直茂が城主・滝造寺高房に謀反を企てた。高房は無惨な死を遂げ、高房の妻・清姫は愛猫と共に沼に入水自殺を図った。人々はこの沼をよらずの沼と呼び、祟りを恐れて近づく者も絶え…

>>続きを読む

怪談牡丹燈籠/怪談牡丹燈篭

製作国:

上映時間:

56分

ジャンル:

配給:

  • 東映
3.2

あらすじ

旗本くずれの萩原新三郎は、同じ旗本の飯島平左衛門の一人娘・お露という恋人がいた。ところが、父が公儀重臣の寵妾と不義を働いた疑いで切腹になり、お家は断絶。自らの境遇に絶望し、賭場通いを始めた…

>>続きを読む