怪談かさねが渕の作品情報・感想・評価

『怪談かさねが渕』に投稿された感想・評価

川内康範の脚本を中川信夫が監督した怪談映画。「怪談累が淵」はオリジナル版タイトル。短縮版が「怪談かさねが淵」。オリジナル版は消失しており、短縮版のみ現存。

◎短くても完璧「累ヶ淵」怪談の最高峰 まず必見

1957年 新東宝 モノクロ 66分 スタンダード
*僅かに問題あるも全体的に状態極めて良好
(原題『怪談累が渕』改題縮尺版)

「四谷怪談」と並ぶ…

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金貸しの宗悦が取り立てに行ったところ旗本に殺されてしまう。怨霊となった宗悦が旗本を殺し20年後、それぞれの息子と娘が出会い恋に落ちる。親子二代に渡る怨念の物語。
圓朝による怪談噺。断ち切れない因縁。…

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2組の両親の因縁を受け継ぐ娘と息子の話。優柔不断なふにゃふにゃイケメンのせいで2人の女が不幸になる。冒頭の雪の場面から素晴らしい。撮影も良い。
待ち合わせに使われる船着場の場面、川と向こう岸の建物の…

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「わかった。私ゃ、わかった。おのれ、新吉、よくもこの私を親子二代に渡って、だましたな」
「新吉、狂ったな。全ては因果応報の理というものだ。ついでにてめぇも冥土に行ったらどうだい?」

旗本・深見新左…

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brian
3.7

暑気払いに怪談映画を鑑賞してみた。

金銭にまつわる男の欲望に翻弄されて無念の死を遂げる人たちの怨念が描かれている。
怨みを果たして本当に成仏はできたのだろうか。哀しみと憎しみが余韻として残っている…

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怪談映画の巨匠、中川信夫監督の最初の怪談映画。新東宝製作。

按摩の宗悦は借金の催促に新左衛門の家を訪ねるが、殺されて屋敷裏の累が渕に捨てられる。その晩、新左衛門は宗悦の亡霊に錯乱し妻を殺害、自身は…

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leyla
3.6

中川信夫監督の怪談もの第一作目。落語家・三遊亭圓朝の原作をベースにした作品。落語、歌舞伎、映画で演じられる日本の怪談噺の名作。

親子2代にわたる因縁が描かれ、男女の三角関係を描くドラマとしても面白…

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AONI
2.0
低予算丸出し。若々しい悪役のタンバリンも、あの独特の喋り口調がまだ見られない。
けん
3.8

「東海道四谷怪談」「地獄」
中川信夫監督作品!

女の怨みは怖い🫠!
今作に関しては男が悪い!笑
若くて凛々しい丹波哲郎が新鮮!声は相変わらず渋いまま🤣笑
冒頭のワンカットや音楽は非常に特徴的!
セ…

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