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ガラスの動物園
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目次

『ガラスの動物園』に投稿された感想・評価

YUI
3.2
去年授業で鑑賞
内容うろ覚えですすみません

この役者さん見たことあるな〜と思ったらインディジョーンズのマリオンだったのね!!
インディのおてんばなキャラと違いすぎて気づかなかった、すごい

どんよりとした訳あり家族のお話。対人関係が苦手で引きこもる娘と過保護な母。
必死にお見合いさせようとするお母さん、気持ちは分かるけど娘目線で見ると空回りしているようでつらい、、

男性はクズでした。よりによってあんな奴に会ってしまってかわいそうに。
3.6
去年9月にイザベル・ユペールを筆頭としたフランスカンパニーの招聘公演観劇前に予習として鑑賞👀

原作はテネシー・ウィリアムズの自伝的戯曲🎭で国内外問わず長年に渡って演じられてきた名作舞台をポール・ニューマンが映画化🎬
日本でも何度か舞台やってたし、Gleeで名前だけ登場するのでどんな作品かずっと気になってたのよね😋
日本では DVD化はされていなかったので、VHSレンタル📼✨

主人公トム(ジョン・マルコヴィッチ)の回想から始まる追憶劇。
登場人物は詩人を夢見るトムと、いつまでも若い頃の栄光に囚われ夢見がちな母アマンダ、内に籠りがちな姉のローラと後半に登場する来客のジムの4人芝居。
登場人物も少ないし、家の中だけで行われるワンシチュエーションもの。

「追憶の劇」と称しているだけあって、どこか登場人物たちのやり取りもふわっとしているというか、朧げな雰囲気のある物語。

家族の物語であり、生まれたと思ったら消えていくローラの儚い恋の話で、正直いうと「ふーん」って感じでそんなに刺さることもなく、終わってしまって良さはあんまり分からず😇

ただローラのお気に入りのガラスのユニコーンが、ジムとの触れ合いの結果で形を変えたくだりは、「個」および「孤」がもたらす特殊性が他者との交わりで失われ、他と均一化していくことの意味合いというか、普遍性を感じてなんかそこは良かったなあ🤔
幸せのあり方を考えさせられたと言うか。

扉が開いたかと思ったら、結局は閉じてしまう感じは切ないし🥺
あのあとローラはどうなったんだろうか…



 〜 ✨ 〜 🎭 〜 ✨ 〜 🎭 〜 ✨ 〜



ここからは余談☕️


去年9月に新国立劇場で上演された招聘公演を鑑賞✨
正直言うと、予習で映画版を観てあまりハマれなかったし、ストプレだしで、チケット取るかはかなりギリギリまで迷ったけど、あのイザベル・ユペールの生舞台なんて今後一生お目に掛かることもなさそうだし、演出がNTLive『橋からの眺め』で衝撃を受けたイヴォ・ヴァン・ホーヴェ演出ということで観に行っちゃいました😋
映画は微妙でも舞台は最高ってパターンもあるし、やっぱり舞台版観てみたかったのもある。
ただ席は一番悪い席にして節約💸

人生初のフランス語での演劇🇫🇷
字幕は出るけど、役者の表情とか細かいところをオペラグラスなんかで観ることも想定して、映画+戯曲も読んで臨んだわ😏

割と戯曲通りで、『橋からの眺め』ほど衝撃演出もなかったけど、まず目に入ってくる舞台セットがすごかった😳
ちょうど観た日に演出のイヴォさんと長年イヴォさんと組んでる美術監督の方のアフタートークがあって、解説があったんだけど、巣穴をイメージしたような床や壁や家具から全て茶色の毛で覆われた舞台セットで、柔らかく包み込まれるイメージと、なんだか飲み込まれて絡みとられるような不思議な空間が特殊だった!
しかも壁面の毛並みがよく観ると人の顔見たいな模様になってて、なかなか不気味😨

それとローラとジムのダンスがしっとり踊るダンスかと思いきや、かなり激しめなダンスで度肝を抜かれる🤣
部屋中を飛び跳ねんばかりの勢いで動き回るし、しかも稽古の段階でアドリブでやった振り付けをそのままやってると言うから更にびっくり。

トムのパーソナリティというか、セクシャリティにイヴォさんの確固たる意味づけがあって、ジムに対する感情とか、最後のトムとローラのやり取りとか、独自演出のところもチラチラあって映画観た時よりも深みが増した✨
ちょうどLGBTQ関連になった🏳️‍🌈

そしてさすがのユペール様の存在感がすごかった👏✨
やはり世界的大女優はオーラが違う✨✨
映画でのイメージ以上にお母さんのアマンダが強烈だし、なんだかシュールな笑いを誘うシーンもあって、舞台上のユペール様に釘付け✨

この演目自体は結局のところnot for meな感じでしたが、貴重な舞台を観れたと言う満足感はありました😌✨✨
テネシー・ウィリアムズの出世作となった大ヒット戯曲「ガラスの動物園」(1945)の二度目の映画化。監督はポール・ニューマン。撮影ミヒャエル・バルハウス。音楽ヘンリー・マンシーニ。

廃れたアパートの一室で青年は回想する・・・1930年代セントルイス、ウィングフィールド一家が暮らすアパート。母親のアマンダは過去の華やかな日々にしがみつき、子ども二人の将来について高望みな夢を抱いていた。家計を支えている息子トム(ジョン・マルコヴィッチ)は靴倉庫での単調な仕事と口うるさい母親に嫌気がさしていて、家を出てしまいたいと思い詰めている。トムの姉・ローラ(カレン・アレン)は極度に内気で引きこもっており、ガラス細工の動物たちが唯一の心の拠り所だった。ある日、母はローラの結婚相手を見つけようと、トムに職場の同僚ジムを夕食に招くよう言いつける。。。

何とも切なくなる追憶の物語だった。

前半は、悪気なく無神経な母親のおしゃべりが続き、観ていて少ししんどかった。後半に同僚ジムが訪ねてきてからはグッと最後まで惹きつけられた。振り返ってみると、主人公トムの家を出て行くしかなかった気持ちを知るために、前半は必要だったのだと解った。

登場人物4人の会話劇でほぼ忠実に戯曲を辿っているとのこと。ジョン・マルコヴィッチとカレン・アレンの繊細な演技が素晴らしい。終盤では二人が演ずる姉弟に共感して涙腺が緩んだ。別れて以来会っていないかつての恋人や友人の顔が頭をよぎった。

ポール・ニューマンの監督作は初めて観た。全部で6作品手掛けていて、本作は最後の監督作。ちなみに母親アマンダを演じたジョアン・ウッドワードはニューマンの妻。

※この戯曲はテネシー・ウィリアムズの半自伝的なもので、モデルとなった実の姉ローズには精神疾患があった。ウィリアムズが知らない間に両親からロボトミー手術を受けさせられ、その後は病院の中で生涯を終えた。

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