低予算制作のためドローンの精悍な姿は画面に出てこなくて、地上勤務のパイロット2人が狭い部屋の中でドローンを遠隔操縦するシーンとドローンの搭載カメラ視点のモニタリング映像ばかり。

突然、テロリスト1名をミサイル空爆する指令が発令され、空中からターゲットを探し出すも、モニターに映るターゲットの周りにはブランコで遊ぶ子供達や老人など平和に過ごしている家族の姿が、、、良心に苛まれミサイル発射を躊躇する者と任務を遂行しようとする者に意見が別れ、狭い部屋の中で殴り合い。お互いに拳銃を取り出して対立し合う場面も。

9.11テロ事件の恨みを晴らすべくターゲットとその家族にミサイルを撃ち込むことが正義なのか？ そうこう揉めているうちにターゲットの顔写真が一致していないことに気づき指令そのものの情報がさえ怪しくなってくる。

2人は果たして空爆命令を遂行するのか否かコレが最大の山場。
結果は予想に反して「え"！？マジ？」でした。

そしてそのまま観客に問題定義を投げ掛けた状態で終わるラストは昔の映画のようで好きです。でも2回は観ないかな？ ^_^;

アルカイダのターゲットをドローンによって監視するシチュエーションのみで構成される低予算ばりばりの作品。

何がひどいって、登場人物がおよそ4人しかいないのだが、まず主人公が軍人ではありえないほどの命令無視。即刻射殺してほしいくらいムカツク。そして今度は、主人公とその相棒のキャラクターが途中で真逆にひっくり返って、もうそのコンテナごとミサイル打ち込もうぜってくらいにしかならない。

おい‼️そんな終わり方ありか‼️
全く‼️不完全燃焼だよ😭
すべてやり逃げされた感じの作品でした…

2020年278本目

• #2020年鑑賞
• #B級