ウィンター・ソルジャー ベトナム帰還兵の告白の作品情報・感想・評価

ウィンター・ソルジャー ベトナム帰還兵の告白1972年製作の映画)

WINTER SOLDIER

製作国:

上映時間:95分

3.7

「ウィンター・ソルジャー ベトナム帰還兵の告白」に投稿された感想・評価

kiuche

kiucheの感想・評価

4.0
"暴力は人間を遠ざける"

言葉のみで描写されるが、確かにどの戦争映画よりも凄惨な内容だった。
ベトナム戦争の帰還兵ドキュメント

暇だったから民間人を殺した。
死んでいたらベトコン。
恨んじゃいないけど明らかに東洋人を軽薄していた。
耳を持って帰ってより多かった者が一番ビールを飲める。耳とビールを交換しているようなものだった。

そういった事実だったり

映画後半で黒人が言った。
戦争を終わらせたいなら理由をもっと探せよ、根底は人種差別にある、と。
徐々に変わりつつあるが暗示(人種差別)という形で国内でも人殺しが行われている。だから黒人がここに少ない。と、

元軍人の言葉だけが一方的に映されているワケではないことに真摯な姿勢が見えた。当時は1日のみ公開という、まさに見て見ぬふりだよな、と。

「動いてるものを見たら撃て」
この軽さはまるでゲームだ。
☆☆☆★★★

2010年6月27日 東京都写真美術館大ホール
キャプテン・アメリカではない「ウィンター・ソルジャー」
・ベトナム帰還兵たちが米軍の残虐行為について、公聴会のようなところで語る模様を収録したもの。
・興味深い話をする人物もいました。
・「ハーツ・アンド・マインズ(1974年)」に比べるとメッセージ性や面白味(不謹慎ですいません)に欠けている様に感じましたが、この映画が製作された年(1972年)を考えると相当意味のあるドキュメンタリーだったのだと思います。
Chop

Chopの感想・評価

5.0
「彼らを人間として見なかった。それに国のためになると信じて命令に従ってた。国のためなら許されると。」
「東洋人は我々より劣ると思ったし、アメリカ人を文明人だと思ってた。だから好きなように扱った。」

“ウインター・ソルジャー”と言う名のベトナム帰還兵の団体が、まだ戦争中にもかかわらず、自らの体験を告白した公聴会のドキュメント。(あのマーベルの彼の名前の由来はここからだそうです。)

銃声もなく、血もほとんど映らないけど、どの戦争映画よりも壮絶な内容。

現地では何が行われていたのか?
軍はどのように兵士を洗脳していたのか?

もうフィクションの戦争映画を楽しめないかもしれない…。

何時でも誰でも見れるようにしとくべき映像やと思います。
myg

mygの感想・評価

4.0
ベトナム戦争はお茶の間の戦争と呼ばれたらしい。当時はアメリカ軍にもジャーナリストの報道の自由許可と取材協力があったから戦場の映像や写真がお茶の間に運ばれたけど、結果として反戦運動の激化に繋がったので湾岸戦争以降、国防総省が報道規制に踏み切ったという点でも貴重な作品だと思う。

よくこんな映像が残ったなと思う。鮮烈だが、これがありのままなのだと思うと、打ちのめされる。