牛原陽一監督作品。熊井啓脚本、助監督で警視庁の協力によるお堅い映画。
ナレーターは内藤武敏で主演は二谷英明。
まさに足で稼ぐを地で行く感じ。泥臭い捜査にアリバイ実証に役立つ指紋。
ある殺人事件が発生。偽装されたその工作。危うく逃しかねない犯人を追い詰めていく。
地味めで硬質な演出で取り調べ等に時代も感じるがその分リアルさがあってしっかり見られた。

• #日活モノ

☆俺基準スコア：2.0
☆Filmarks基準スコア：3.0




夏の白昼、武蔵野署管内の民家で射殺死体が見つかった。被害者は「アルファ電気」が雇っていた経理士・中村。捜査本部は強盗殺人を疑い、凶器であるコルトM1911の線から拳銃ブローカー大野が容疑者として挙がる。しかし本庁捜一・畑中部長刑事と所轄・佐川刑事が大野を逮捕するも、彼はガンとして口を開かなかった。一方鑑取り班は、中村氏が「秋田チエ」という女から100万の小切手を受け取っていたことを掴む。チエは華僑の実業家・呉羽の妻だった。刑事らは本庁二課と内偵を進め、呉羽が手形詐欺で「アルファ電気」からカネをせしめていたことがわかった。詐欺の事実を知った中村氏は口封じで呉羽に殺されたのだ。しかし実行犯である大野にはアリバイがあり…



「アリバイ」


二谷英明と宮口精二がバディを組む刑事映画。先日亡くなった鈴木瑞穂が、二課・滝村刑事を熱演していて存在感がありましたね。ドキュメンタリータッチでクールに捜査過程を見せていくんですが、佐川刑事の家の事情や「アルファ電気」社長の葛藤など浪花節なところもあったりして飽きません。日活映画がamazonプライムから続々と引き上げているので、今のうちに観ておこうかなと^_^

警視庁協力の日活映画。

事件の進捗をナレーションで伝えるドキュメンタリータッチの作品。
ある郊外での銃殺事件から大きな組織犯罪へと展開。
警視庁協力らしく、第一課、第二課、所轄の刑事などの役割を詳細に。

なかなか口を割らない拳銃ブローカー小高雄二の、アリバイを暴くため、翻弄する刑事たち。

ストーリーもしっかりしていて見応えある。指紋捜査、取り調べ、地道な捜査などなかなかリアル。

捜査一課の二谷英明と所轄のベテラン刑事宮口精二のコンビがよかった。