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アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場のTAMUのレビュー・感想・評価

4.3
あけおめインザスカイ!とか書くと後で見返して「何だっけ…」となりそうですが、取り敢えず2017年1発目。

見終わって、隣の人に「お疲れ様でしたね」と声かけたくなるほど疲れましたw

イギリス軍と国際テロリストの攻防を扱う本作。と言っても副題に「世界一安全な戦場」とある通り、ドローン戦争の舞台裏、イギリス軍の上層部の集まる会議室で起こる軍と閣僚の白熱した神経戦を軸に描く。

この白熱感がただ事では無い。イギリス人テロリストの潜伏先は交戦国では無いケニア。ある家にテロリスト数名が集まる又とないチャンスが訪れる。本人特定のために繰り出されるのはテンション上がる初めて見た小型ドローン(実用化されてることを後から知って衝撃)。

そこで見たものは捜していたイギリス人テロリストだけでなく、他国のテロリストと自爆テロ用の爆弾と近所で遊ぶ子ども。

法制面から倫理面からインテリジェンスとはかくあるべきと感じるプロフェッショナルによる会議室の攻防が行われる。

これ、現実に起きてる事だけに無関心であってはいけないし、世界平和を祈るだけの薄っぺらの平和主義は役に立たないと反省。
少なくとも我々は今このような世の中に生きていることをもう少し自覚すべきだし、世界の傍観者であってはならない、と。
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