佐方和仁

嘘をつく男の佐方和仁のネタバレレビュー・内容・結末

嘘をつく男(1968年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

前にアートディレクターで編集者の後藤繁雄さんていう人がゴダールの編集の仕方について、"周りの世界をそのままよく観察してると物事はバラバラに起こってる、それを見えてるようにそのまま撮ってる"みたいなことを言ってた。
そのままだと、人は気が狂っちゃうから編集して統合して時系列にまとめて毎日のリズムをつくって心を安定させるんだと。
でも分裂してることの方が普通だと思ってる人にとっては、安定してる世界の方が狂ってるし捏造だし嘘だということになる。
アランロブグリエの映画を見てるとそのことを思い出す。
あの編集の仕方、音楽や音の使い方好きだけどすごく眠くなる。
佐方和仁

佐方和仁