おさるのじょじへい

婚約者の友人のおさるのじょじへいのレビュー・感想・評価

婚約者の友人(2016年製作の映画)
4.0
戦争は相手国を憎むべきではなくて、
兵士が悪いのでもなくて、
戦争が悪い。

アンナとアドリアンが両国で同一体験をする対比は、
戦争は両成敗なのだと語っているように感じました。

劇中で奏でられるノクターン第20番と
マネの絵がリンクするようでした。
さすがはオゾン監督です。

ちなみにノクターン第20番は、
ショパンが苦しい片想いをしている時に
作曲したのだそうで。
切ない、切ない。
この作品に見事にマッチしていました。