2020年最初に観たゾンビ映画ですよゾンビ映画!
……。
と思ったのにゾンビではなかったね。
病気設定だし、狂犬病が元だし。
脳を破壊しなくても倒せるしいわゆるゾンビではなかった。
まあそれは良いんだけどね。
病気設定だからその治療法を探しているわけで、第一感染者のオリジナルを捜しているところから始まるんだけども。
アウトブレイクでも猿探してたもんね、基本の手段なんだろうと思う。
でもさ、主人公がさ、感染しつつ発症してないんだ。抗体持ちなんだね。
え?
いや、病理学?には全く疎いのだけどそこに抗体があるならオリジナル捜す必要あるんです?
実際作中でも主人公の抗体扱ってるしな…。
脚本破綻してないだろうか…?
抗体持ちとオリジナルの両方があるならまあそれに越したことはないのかもしれないけれどさ、今作みたいにオリジナルにそこまで固執しなくたってさ。
規模だけ大きくした世界観に設定が追いついていない印象が強いうえどの登場人物にも入っていけない。難しい映画…。
最後もうおおおおお家族!みたいな突然の締め方をしてくるし、あの教授とかも気になるけどね特に掘り下げられず。
会話の内容がそのまま皮肉というか批判的で、そういうテーマを吐いているようなのも少々鼻につくし、惜しい映画だったね。