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波のした、土のうえ
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『波のした、土のうえ』に投稿された感想・評価

菩薩

菩薩の感想・評価

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復興の為の盛土による嵩上げは、同時に津波により全てをさらわれた故郷の葬いでもあると言う捉え方。次なる災害への備えであると共に多くの命が流された土地にそれでも残る記憶の痕跡すらも覆い隠してしまう行為に対する戸惑い、それでも前に進まねばならぬ歯痒さの様なもの、一面に咲き誇る花達は最後の抵抗にも思えるし、種を撒かずにはいられない人間のサガと、潮を被っても尚芽吹く生命力そのものを誇示している様に見えた。洗っても洗っても零れ落ちる砂、画面の中では在りし日の微笑みが光る。震災ドキュメンタリー作家として、その寄り添いの覚悟として必要な過程。
mi

miの感想・評価

4.5
想像することでは辿りつかない、当事者だけの意識を克明に描いている。
復興という名の下で進行している「第二の喪失」という当事者にしかわからない事実。
被災者のためを思って、二度と津波の悲劇を繰り返すまいという正義の前で繰り広げられる喪失の現場は見ていて苦しくなるし、何が正解なのか分からなくなるし、きっと正解なんてないんだなと思う。
「私は一体どこに戻りたいのだろう?私の戻りたい場所がどこにあるのか、わからないと思う時がある」そういって過去の動画や写真を映すカメラは、お爺さんの顔は捉えない。
そこには時の流れを刻むだけで無闇に感情の出入りを映すまいとする、とてつもなく真摯な姿勢が垣間見えた。
今年見た「二重のまち/交代地のうたを編む」に確実につながっていく(それは3編目で瀬尾夏美さんが読んでいたように)前日譚であり、また復興が始まった当初ならではの喪失感の描かれ方であり、こんなに真摯に震災後のいきさつを捉えているものは他にはないと思える。
そしてまた、当たり前のように3月11日はやってくる。

3/15までweb上で特別公開されてます。
Osamu

Osamuの感想・評価

4.0
東日本大震災で被災した地域の「復興工事」って何を指すかご存知ですか?僕は、津波で破壊された港や道路などを修復する工事全般のことだと思っていました。でも今、現地では、津波に呑まれにくい高さに土地をかさ上げする工事のことを「復興工事」と呼んでいるそうです。

家や学校、職場など暮らしの場となっていた建物を津波に奪われた人びとが、わずかに残ったその場所の痕跡に記憶を思い起こしますが、その痕跡さえも「復興工事」が奪います。「復興工事」が悪ではありませんが、それにより当事者が二度目の喪失を感じているのも確かのようです。

記憶は場所にリンクしている。場所が記憶している、と言ってもいいのかもしれない。

記憶している場所がなくなってしまったら、その記憶はどこに行ってしまうのだろう。その記憶はいつか思い出せなくなってしまうのだろうか。

津波に流されてしまった、自分たちの町があったところに、花を植える。自分たちがそこで生きていたことを忘れないように。でも、花を植えても、「復興工事」で、近いうちにその場所もなくなってしまう。それが分かっていて、そこで花を育てるのは何故だろう。

論理的な説明が出来ない、こんな想いを背負って生きていく人たちを観る映画。

映像クリエイター小森はるかさんと、絵と文章のクリエイター瀬尾夏実さんのコンビの作品です。

陸前高田の被災者の話を聴き、それに想像も加えて瀬尾さんが文章にする。その文章を話し手に戻して、しっくりくる言葉に揃えていく。それを話し手が朗読する。その朗読に小森さんが陸前高田の映像を重ねていく。

そんなふうに作られています。

前述したような論理的説明が出来ないモヤモヤとしたものを投げかけられます。それを理解しようと踏ん張ることが大切だよ、と言われている気がしました。

小森さんと瀬尾さんは、震災後に岩手に移住して作品を作っています。この作品も、現地で生活をしているからこそ作れるものだと思います。

「3.11映画祭」にて。

上映される機会は少ないかもしれませんが、チャンスがあれば是非。

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監督