波のした、土のうえの作品情報・感想・評価

波のした、土のうえ2014年製作の映画)

上映日:2017年05月20日

製作国:

上映時間:67分

3.9

『波のした、土のうえ』に投稿された感想・評価

k
-
「置き忘れた声を聞きにいく」
「まぶしさに目の慣れたころ」
「花を手渡し明日も集う」
ナレーションが頭に入りづらい所があった
でも絵本みたいな感じがした
q
-

ここにいない(いなくなった)ひとたちの思いとともに「わたし」の声をつくる、異なる時間軸で進む声と映像は建て直される街と彼らの記憶に残り続ける街のずれのようだった 2人目の男性の語りは特に苦しかった、…

>>続きを読む
茄子
3.8

書くこと <物語を編むこと> と継承の思考実験がされている映画だ。ちなみに、高三の時につくったのは「雑書(ざつがき)ノート」と名づけていて、これは一冊だけで、全教科の授業で使いました。なので、世界史…

>>続きを読む
映像作家・小森はるか作品。
後に製作される「空に聞く」や「二重のまち」よりも先に見ておけばよかったです。
記憶の作品であり、記録の作品でもあり、胸に深く刻まれるような、そんな作品でした。
o
4.5
このレビューはネタバレを含みます

復興工事の進む陸前高田の人々がそれぞれの記憶を回想する。3部構成。

回想の言葉は当事者のインタビューを元に、映画制作者と当事者が書き直しを繰り返したもの。

『息の跡』や『二重のまち/交代地のうた…

>>続きを読む
MCATM
3.0
鎮められていない土着の魂の記録というか。大変おもしろかった。ほとんどホラー映画のように観てしまった。
未だにあの日から全てが変わった気がしている。

Vanitas vanitatum omnia vanitas.

ただ、波と土だけが知っていること。
ただ、記憶だけを運ぶおと。
生きる限りの希望を。
pherim
3.5

陸前高田で“震災後”を生きる心情。ともに暮らしてきた人々を失って、なお。

小森はるか+瀬尾夏美監督作。3篇構成のうち1篇は『空に聞く』(’18)の阿部裕美さんが語り手。寄り添う試みの軌跡と、『二重…

>>続きを読む
おばちゃんの言う「みんな」には亡くなった人たちも、今は遠くに暮らす人たちも、これからここで産まれる人たちも、きっと、みんな含まれている。

あなたにおすすめの記事