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ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK‐The Touring YearsのHKのレビュー・感想・評価

3.6
最近になって作られたビートルズのドキュメンタリー。
ビートルズ世代ではないけれど、学生時代から何度も聞いている歌詞の訳を字幕で見ると、自分はろくに歌詞の意味も知らずに聴いていたんだなあと妙な実感。

でも意味はわからなくても歌詞を口ずさめたり、沢山のメロディが頭に染み付いているのはやはりスゴイこと。

当時のモノクロ映像は何度か見ていますがカラー加工されると新鮮ですね。
存在がビッグすぎて彼らがかなり長期に渡って世界に君臨していたと錯覚しますが、活動期間は8年程度、ツアーをしていた期間はたったの4年間だそうです。
本作ではビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインや音楽プロデューサーのジョージ・マーティンも出てきて4人との関係性もよくわかります。

インタビューに応えていたウーピー・ゴールドバーグと監督のロン・ハワードはほぼ同じ歳でビートルズのデビュー時は8~9歳。シガーニー・ウィーバーはもう少し上で12~13歳。浅井新平は25歳前後だったようです。それぞれに強烈な体験を語っています。

ちなみに私はビートルズがデビューした年に生まれたので、ビートルズ世代には間に合わず、リアルタイムに聴いていたのは解散後に結成されたポール・マッカートニー&ウイングス。こちらは新しいLPが出る度に買ったり、友達にLPを借りてカセットテープに録音、カセットケースを自作したりしていました。

本作は現在のポールやリンゴのコメントが入ることでも今になって作られた意味と価値のある作品になっていると思います。
ラストは映画『レット・イット・ビー』と同じくルーフ・トップ・コンサートで締めくくりでした。
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