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「キング・ラット」に投稿された感想・評価

犬

犬の感想・評価

3.5
憎しみ

第二次大戦の終戦間近
シンガポールにある日本のチャンギ捕虜収容所を舞台にした戦争ドラマ

ジェームズ・クラベルによる原作を映像化

戦争というもの

捕虜兵たちのあれこれ
重厚な人間ドラマが続きます

収容所内の環境
タイトルの意味

終わってもなおツラい事実が。。

雰囲気ある

日本人はほぼ出てきません
mh

mhの感想・評価

5.0
シンガポールにあったチャンギ捕虜収容所が舞台。
大日本帝国が占領する以前のシンガポールはイギリス領なので、収容されているのはイギリス軍の兵士、オーストラリア軍の兵士がほとんど。
少数だけどアメリカ兵もいて、その中のひとりが食材資材をちょろまかしたり、ブローカーやったりと大儲けしているという話。
劣悪な環境の収容所で、捕虜たちは鶏やネズミを増やして糊口をしのいでいる。やがて終戦の日を迎えると……。
ブロマンスものとしてもよくできててラストの余韻が完璧。
中でもよかったのがあれを食うくだり。「マッドマックス2」のドッグフードの缶詰に負けない名シーンになってると思った。めちゃうまそう!
サムペキンパーを思わせる静止画があったかと思えば、デパルマを彷彿とさせるカットがあったりと、映像がかっこいい。
最初から最後まで、虫が鳴いてるというのが地味にすごかった。鳥の声もしばしば聞かれた。虫も鳥もいないベトナムのジャングルがあたり前になってる戦争映画ファンにとって、これはかなり新鮮。
この手の映画にありがちな、変な日本語変な日本人もほとんどなくて完成度がとにかく高い。
舞台設定的には同じく、元イギリス領だったジャワ島の捕虜収容所を扱った「戦場のメリークリスマス」と近い。雰囲気もちょっと似てる。戦メリが省略した部分を埋めるための映画としても面白い。
鑑賞後は即ポチ。千円は安すぎる。
なんでこんないい映画が完全に埋もれてしまっているのかまじで謎。
tommyni

tommyniの感想・評価

4.2
ずっと見たかった捕虜映画。マーク数から知名度低いのは明らか。
「大脱走」や「第十七捕虜収容所」とか好きな人には是非おすすめしたい。

アメリカ人のキング伍長は収容所内では、裏取り引きをしたり取り巻きを作ってまるで「王様」。1人だけ綺麗な服を来て髪もセットされてる。他の捕虜たちはボロボロで痩せてる。自分より階級が高い将校もキングには逆らわない。
そんな中、通訳ができるイギリス空軍中尉のマーロウに出会い、潔い性格に惹かれてしだいに友情を深めていくが……。

収容所の中でしか成立しない友情が本当に切ない。戦争が終わった瞬間、周りとキングの立場が逆転する。マーロウはキングを本当に友達だと認めていたのに、キングは今までの自分の態度に引け目を感じて……。
大金をはたいてマーロウのために薬用意して看病までして、抱き合って喜んでたくせにあんな別れ。

捕虜生活が長いと解放されてもどうしたらいいか分からなくなるんだろうね。外の世界と自分たちの境遇の差があまりに酷すぎて、受け入れられない感じ。