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笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ

笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじの作品紹介

笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじのあらすじ

ニッポンの100年を駆け抜けた女と男。その生き方には、学ぶべき自由な知恵が詰まっていた。 2014年4月。まもなく100歳を迎える二人が対面するシーンから始まる。同じ時代を生きてきた、笹本恒子とむのたけじ。笹本は日本初の女性報道写真家であり、むのは孤高にして伝説のジャーナリストだ。その日、出会いの記念にと笹本が赤いバラを贈ると、むのは「赤いバラが好き。いのちを表す花だ」と目を輝かせて笑った。そしてカメラは、100歳を超えてなお現役で活躍する二人の、いのちの輝きとその秘訣に深く迫っていく。監督は、NHKのディレクターとしてドキュメンタリー番組「がん宣告」「シルクロード」「チベット死者の書」などで数々の賞を受賞、大ヒット作『天のしずく 辰巳芳子“いのちのスープ”』で知られる河邑厚徳。本作では、むののペンと笹本の写真を交錯させながら、二人の証言を通して激しく揺れ動いた時代の人間ドラマを描きだした。 笹本は「今も現在進行形」と語り、むのは「今が人生のテッペン」と語る。二人に共通するのは、フリーランスとして独自の道を歩み、日本特有の狭い価値観からは距離を置いてきた姿勢。そして、人々の日常に寄り添う血の通ったものの見方。100年の歳月をしなやかに生き抜き、笑いながら終えようとする二人には、学ぶべき自由な生き方が詰まっている。そのライフスタイルは、人生100年時代、世界のどこよりも早く超高齢社会を迎える日本で、老いをどう生き抜くか考える人を励まし、希望を届けてくれるだろう。

笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじの監督

河邑厚徳

原題
製作年
2017年
製作国・地域
日本
上映時間
91分

『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』に投稿された感想・評価

常にハッキリと感じたことを言葉にする、颯爽とした覇気。 これがお二人から受け取った、生きる秘訣です。 100年の歴史を生き、なお今の一刻を生きようとするお二人に、老いはありませんでした。 素晴らしい映画を作って下さってありがとう!———加藤登紀子(歌手)

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101歳を超え、愛らしくお洒落、かつ凜とした笹本恒子さんは、時代のロールモデル。 激動の昭和を生ききり、なお輝いて活動し続けるおふたりの気骨と信念。 ナレーターの誠実な表現、音楽の類い希な美しさ、そして命を見据える監督の眼差しが、心に染みる。 受け取った炎を胸に、30年後102歳の私はどんな時代を生きているだろうか———加藤タキ(コーディネーター)

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若い人は歳をとるのが怖くなくなるでしょうし、年寄りは元気が出ますねえ。 人の一生をあらためて考える時代になったんだと思います。貴重な記録でもありますね———養老孟司(解剖学者)

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底抜けに明るい100歳。お二人とも人生の達人だが、ダテに長生きしたわけではない。 反戦100年の筋が入っている。みごとな人生の心意気にありがとう!———鎌田慧(ルポライター)

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裂ぱくの気合で愚直なまでに一本道を歩いてきたむのさん しなやかに美しく歴史の証言者になった笹本さん 「君は僕のガールフレンドだね」と私にささやいたむのさん 「好きな人に手をとられて死にたいわ」と笹本さん 激しさのなかにユーモアもあった。 もし おふたりともいなくなったら 日本は又恐ろしい時代にむかうのでしょうか。 おふたりの命の言葉をぜひ聞いて下さい———松島トモ子(女優)

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強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない。これはレイモンド・チャンドラーのハードボイルド系小説に出て来る探偵、フィリップ・マーロウの有名なセリフだ。ハードボイルドな生き方をたっぷり見せて下さったむのたけじさん、笹本恒子さんに赤いバラと山梨ワインで乾杯!———菅原文子(農業者、辺野古基金共同代表)

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健康で長生きをし、日本をよい国にするヒントがいっぱい。よく笑うこと。自由に生きること。 言うべき言葉をいいタイミングで語ること。この映画すごい!———鎌田實(医師・作家)

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生身の体験ほど強く訴えるものはありません。 お二人の100年の体験を、ご自身の口で語ってもらえる幸せを感じると同時に そこからきちんと学んでいるだろうかと反省しきりです———大宅映子(評論家)

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誰もがこんなふうに生きられるわけではないとわかってはいます。ここにとんでもないお手本を見せていただいたわたしたちは、少しでも笹本さんのようにむのさんのように生きたい、と姿勢を正すことから始めます。 「むのさん可愛い」と、失礼ながら思っていました。「笹本さんかっこいい」と、そのお姿拝見して憧れます。おふたりのそれぞれに筋の通った生き方を自分は少しでも真似できるだろうか、考えさせられました。
父(永 六輔)は生前、ラジオのスタジオに来てくださったむのさんの前で子どものように泣きじゃくりました。同じように笹本さんにも敬意の念を抱いていました。映画を拝見して、父が泣いた、その意味があらためてわかりました。 姿勢を正して、筋を通して、むのさんと笹本さんが見つめ続けてきたこの国がどこへ向かおうとしているのか。おふたりのことを知ったら、わたしたちも見て見ないふりをするわけにはいきません———永 千絵(映画エッセイスト)

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仕事を始めたばかりの頃、若いということ・女であるということは、何の得にもならないと思っていた。なめられるばかりである。窮屈なばかりである。はやく年をとりたい・はやく女と意識されない年齢になりたいと思っていた。年をとれば私はもっと自由になれる・年をとれば私は私を苦しめる悩みから解放され、おおかたの問題は解決するのだ。そう思っていた。なんとまあ、お気楽な。

年を重ねても、結局私は自由にはなれていない。ほんの一瞬、自由だと感じることはあっても、基本、不自由な思いを抱えて生きている。それはきっと、私の中に生きる内なる世間が、私を縛っているからなんだと思う。内なる世間が私を縛り、内なる世間が私に自由にモノを言わせない。自分で自分を縛っている。



むのたけじさんの、映画のなかでのお話を聞いて、戦争が起きたら、もっともっともっと自己規制が進むのだと思った。自分で自分をもっと縛る。組織は組織でもっと自主規制をする。それが戦争に向かっていくことの怖さなんだと思った。要はそのことを自覚して生きるのか否か。


斎藤隆夫の映像(音声)を目にすることができたのも良かった。日本史で教わった斎藤隆夫を、むのさんがインタビューしていたとは。生きている歴史を目にしたように感じた。なんだかとても感慨深かった。


私自身の不学を恥じるが、笹本恒子さんのことは全く存じ上げなかった。日本初の女性報道写真家である笹本さんは、とても品があり奥ゆかしい方であった。自由奔放という言葉とは真逆な感じで。このドキュメンタリー作品からしかわからないけど、言いたいことの多くは飲み込んで生きてこられたように感じた。だから写真家になったのだろうか。
饒舌ではない、笹本さんから、もっと教えていただきたいと思いました。(さっそく図書館で本を予約しました!)



さて、私はもっともっと年をとったら、自由になれるんだろうか?
でも、そうなれなくってもいい。言いたい言葉は飲み込んでもいい。ただ、自分の中にある反骨精神みたいな、何かほんのささやかな芯みたいなものだけは失わずにいたい。
それでいいんだと、むのさんも笹本さんも、そう言ってくれる気がする。自分勝手な思い込みだとしても、それでいいんだ。

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